【相撲部】昨年の涙を無駄にはしない 初戦突破でBクラス進出!

◆第98回全国学生相撲選手権大会 1日目◆

11月7日 埼玉・埼玉県立武道館

今年もインカレがやってきた。昨年のCクラス団体戦では格下相手にまさかの敗戦。初戦で姿を消してしまった。だからこそ今年にかける思いは強かった。当時大粒の涙を流した玉真(済4)も、今では大将を務めるほどの器になった。「お前デカくなったな」。他大学の選手がそう称するように、肉体改造にも努めてインカレにかけてきた。集大成に向けて頭を丸め、気合いを入れて臨んだ。

団体戦の試合後、写真撮影に応じる選手たち【提供:立教大学体育会相撲部】

Cクラストーナメント初戦の相手は東北大。この試合に勝利すればCクラス3位以上が確定し、明日行われるBクラストーナメントに出場することができる。昨年は初戦で敗れ、涙をのんだ。
先鋒はかつて東日本体重別選手権3位に入賞した最強助っ人・長谷川(コ4=柔道部)。開始2秒足らずで押し出し、勝利。続く二陣・石井(済2)が破れ、中堅の依田(文2)が不戦勝で勝利し、2勝1敗。あと1勝で勝利が決まる局面へ。副将として起用されたのは今大会が土俵デビューとなる助っ人・佐々木(済2=柔道部)。柔道さながらの小手投げで勝ち名乗りを受けた。この勝利により翌日のBクラストーナメント出場を決めた。

Cクラス準決勝の相手は金学大。先鋒戦から苦戦を強いられた。助っ人・佐々木が初戦に引き続いて小手投げで白星を挙げるも1−4で敗戦した。唯一勝利した佐々木は今後に期待できる結果となった。「本番は明日。明日頑張ろう」。敗戦こそしたものの、坂田監督はチームを鼓舞した。Bクラスの初戦は龍谷大。初戦から強豪との一番を迎える。目標はBクラス8強。昨年の雪辱を果たすべく、強豪相手に悔いのない一番を繰り広げる。

(11月7日・渡邊大樹)

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