【準硬式野球部】秋季リーグ最終戦直前!立大準硬式野球部メンバー紹介2020

2020年度六大学準硬式野球秋季リーグも残すところあと1試合。立大準硬式野球部は現在3勝1敗で1位タイの優勝争いをしている。今回はそんな立大準硬式野球部の主力選手たちの能力を間近でみている加納学生コーチ(コ3)と佐藤学生コーチ(文2)へのインタビューをもとに分析する。

#17 泰道 勇伊 投手 (文4)

まずは投手陣、エースの泰道。去年からチームの主力として活躍している彼だが入部してから一番のびた選手だという。私生活も含め、体調管理など野球に対して一番熱意を持っている選手と佐藤は評価した。努力を惜しむことのない練習量がコントロール5という数字につながっているのかもしれない。さらに、加納は彼の成長の一因としてサイン交換からすぐ投げるテンポの良さをあげた。テンポよく打たせてとる投球術は見ていて気持ちの良いものがある。

#18 松原 勇希 投手 (社4)

泰道と並んで活躍している松原は、球威のあるストレートと鋭く変化するツーシームを武器に相手打者から空振りを取れる投手だ。2年生の頃から主力選手として活躍を見せてきた彼も最終学年となり、チームからも期待を集めている。彼の魅力はバッティングにもある。今季の東大戦では本塁打を放つなどその才能を発揮している。投打ともに活躍を見せる姿は二刀流と言っていいだろう。

#23 竹生 太陽 投手 (コ2)

去年、注目のルーキーとして六大学リーグ戦に初登板した竹生。球速はチーム唯一の評価5。佐藤は「六大学の中で一番いい投手になる可能性がある」と竹生のポテンシャルを評価した。今後間違いなく目が離せない選手だ。

#14 三輪 真聖 投手 (済2)

今季六大学リーグ戦デビューを果たした三輪にも注目してもらいたい。いつも体幹を鍛えているという彼だが、「コンディションを整えるのは上手い」と佐藤も感心していた。加納も「使いたくなる選手」とチーム内でも注目されている。ポテンシャルは高く、伸び代もある選手の一人だ。これから竹生とともにチームを支える柱に成長してほしい。

#12 坂井 廉太郎 捕手 (観3)

ここからは野手陣の紹介に入る。最初に紹介するのは投手の女房役である捕手・坂井(。「予想できない」、彼について伺った時に加納と佐藤が口を揃えて言い放った言葉だ。予想外の場面で予想外の方法によって活躍する彼を一言で表現するにはこの言葉しかなかった。彼の1番の武器は肩の強さである。肩力は文句なしの評価5だ。配球も勉強しており、扇の要として成長している。

#21 村口 海斗 捕手 (文4)

続いては同じく捕手の村口を紹介する。2年生からベンチ入りを果たしており、最終学年となった今季は投手陣を引っ張って試合のリズムを作り出している。彼について加納は「頭がいい」と評価した。考える野球をテーマの一つとして挙げていた首脳陣の考えに一致するプレースタイルの選手だ。地頭の良さを生かしたリードで相手打者を惑わす。

#8 近藤 圭悟 内野手 (社4)

ファーストを守る近藤(社4)は勝負強さが魅力の選手だ。ここぞという場面で打つことができる頼れる打者だ。打つだけでなく、小技も使える器用な選手である。そんな彼も入部してから何度も守備位置をコンバートした苦労人だ。最終戦の彼のチャンスでの活躍に期待が集まる。

#9 市野 皓也 内野手 (理3)

続いては加納が「チームの軸」と信頼を寄せている市野。今季もその存在感を見せつけ大車輪の活躍を見せている。主にクリーンアップで出場することが多く、チームで最も頼れる男と言っても過言ではない。さらに彼の魅力はベンチにいるときにも発揮する。人一倍声を出してチームを鼓舞している姿は間違いなくムードメーカーと呼ぶにふさわしいだろう。彼がいるだけでチームは2倍も3倍も明るく、そして逆境に強くなれる。

#20 霜鳥 大輔 内野手 (コ2)

唯一のスタメン2年生である霜鳥について加納と佐藤は「自由人」「アメリカンスタイル」「野球大好き少年」と表現した。彼が自由にプレーさせてもらえている裏には彼の努力がある。誰よりも最後まで居残ってバッティングをしている姿を学生コーチたちは評価しているからこそ、彼を信頼して自由にさせることができる。東大戦では本塁打を放ち、今後の成長が楽しみな選手だ。

#2 佐々木 瑠威 内野手 (社4)

去年の主将・上原と二遊間のコンビを組んでいた佐々木は守備の要として欠かせない選手だ。最終学年となり、磨きがかかった守備は文句なしの評価5。そんな彼を加納は「コミュニケーション能力の塊」と評価した。その言葉通り、多くの後輩から慕われており、試合中も自分に余裕がない場面であっても積極的に周りに声をかけ、盛り上げる。

#1 今川 大輔 外野手 (理4)

チーム内打撃力No.1、頼れる4番打者今川。パワーとミートが両方評価5の選手はチームで唯一人だ。その打撃力を生かして打線に勢いを与える。市野と並ぶ打線は他校に脅威を感じさせる。バントも難なく成功させることができ、加納に「打撃面に関しては文句の付け所がない選手」と言わしめる程だ。

#10 柏瀬 太智 外野手 (コ4)

このチームはこの人なしでは語れない。チームの大黒柱・主将柏瀬はチーム愛もNo.1。去年、上原から引き継いだ主将はこの1年チーム作りに熱を入れた。その成果が学年の壁がなく、一体感があふれる今の立大準硬式野球部だ。そんな彼のプレースタイルは相手をかき回す小技を器用に使いこなす。出塁率も高く、走塁技術もあるため、相手からしたら嫌な選手である。最終戦でもチームを引っ張り、勝利へと導く活躍が期待される。

#6 大戸 摩柊 外野手 (コ3)

「すべてにおいて形がきれい」、加納にそう言わしめたのは外野手の大戸だ。1発を狙える打撃力も有し、肩力もチームNo.1。しかし、まだ完成形ではないと首脳陣は考えている。佐藤は「来年は主軸の選手になるタイプの選手」と彼の成長に期待を寄せている。

#32 枝松 真 外野手 (文3)

枝松は加納が一番推している選手として名前を挙げた。小技を絡めていろんなことができるのが彼の魅力の一つである。特に可能が評価している点は、ベンチの意図を汲んで打席に立つことができるという点だ。「野球を誰よりも知っている」と首脳陣が舌を巻くほどの選手である。首脳陣が方針の一つとしている「考える野球」にもぴったりだ。

#25 吉野 剛史 内野手 (コ1)

最後に番外編として新人戦で活躍が期待される選手を紹介する。新人戦で指揮を任される佐藤は注目選手に吉野をあげた。「野球オタク」と加納が評している通り、休日には硬式の大学野球や社会人野球を観に行き、日々野球の勉強をしている。彼の1番の武器は走力である。その武器を生かして代走での活躍も期待されている。今後、主力の選手として活躍するのが楽しみな選手だ。

注目の最終戦は今週の土曜、24日の12:30から上柚木公園野球場で同立1位の早大と対戦する。この試合の勝者が今季のリーグ戦の覇者となるため、両校ともに総力戦になるだろう。

(取材/編集 渡部広大)

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