【ハンドボール部】「楽しむことはふざけることとは違う」 GK堀田力が示す“けじめと切り替え”

◆関東学生秋季2部リーグ◆

9月27日 立大36−12明星大 駿河台大体育館

秋季2部リーグ第2戦で立大は明星大に36−12で快勝し、開幕2連勝を飾った。好セーブを見せたGK堀田力(現4=横浜創英)は「立教らしさが出ていた。第1戦後からの2週間で徹底して練習した成果が出せて良かった」と話し、チームの戦いぶりを誇った。

主務としてもチームをまとめる

1年生GK中原(コ1=浦和学院)との継投で前半を7失点、後半は5失点にまとめ上げ、トリプルスコアでの勝利に大きく貢献した。後半10分にはロングパスからカウンターを演出。走り込んでいた江幡(観1=氷見)の得点をお膳立てし、チームの持ち味である「守って速攻」の起点にもなった。

最後列からチームを見守る背番号16は「のびのびと自分の持ち味を存分に発揮してくれる」と1・2年生の若手選手にも絶大な信頼を置いている。「今日は良くやってくれたと思う。これからの試合でもそれ(若手の勢い)を出せたら間違いなく立教の良さにつながる」。チーム最多6得点の江幡や4得点の松村(コ1=高岡向陵)、深澤(営2=駿台甲府)らの活躍も手放しで称えた。

白築(営3=法政二)とグータッチ

2グループに分かれてリーグを行い、最終週に順位決定戦が行われる今大会。選手起用の面では「慎重になってしまうし、難しいところもある」と話すが、4年間の集大成の場として感謝の気持ちは常に忘れずにコートに立っているという。

「本来なら1部昇格やインカレを目標にしていたこともあり、その機会を失っったことはもちろん残念ではある。でも、こういう状況でも試合ができることに感謝したい。ハンドができるのは本当に嬉しいこと」

残り3試合で大学での競技生活に幕を下ろす。部の伝統も後輩たちにしっかり伝えていくつもりだ。残りの期間で徹底していきたいことは、競技以外の普段の生活でも大切となる「けじめと切り替えの姿勢」。チームのモットーである「ハンドを楽しむこと」も忘れない。「でも、それは決してふざけることとは違う。4年生がその姿勢を見せていかなければならない」と、最上級生としての決意と覚悟を口にした。

(10月1日・小根久保礼央)

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