【水泳部】引退特集 〜4年間を振り返って〜
未だコロナ禍で活動の制限や大会の中止が相次ぐ中、部内で開催されたのが今回の特別記録会。明日から行われるインカレに向けた選考に加え、出場しない4年生にとっては引退レースとなった。未曾有の事態の中、部を牽引してきた4年生にインカレへの意気込み、4年間の思いを聞いた。
◆4年生インタビュー◆
男子主将・讃岐昂汰(社4) バタフライ、自由形(短距離)
−4年間を振り返って思い出に残ってることは
2年生の関カレかな。1年生の時は大した結果も残せなくて、2年生の時に決勝に残って点数取れ担だけど、それまでは水泳は個人種目だし自分のタイム出せれば良いかなって思ってた。でも、泳ぎ終わって帰ってきたときにみんながすごい喜んでくれて、「あ、自分一人で戦ってるんじゃないんだな」って思って、大学水泳の楽しさ、チームで戦う水泳っていうのは実感できたかな。
ー昨年の冬と比べて主将としての自信はついた
自粛中にzoomでミーティングとか開いてて、近況報告してもらったりしたんだけど、そこで後輩たちが「4年生と水泳できるのはあと1ヶ月だから、いっぱい思い出作りたいです。楽しみたいです」って言ってくれたから、意外と信頼されてたかもなって振り返れた。
−インカレへの意気込み
ベスト更新して、悔いなく引退すること。
―後輩へメッセージ
うちの水泳部の良いところは、水泳だけじゃなくて色んなことができるところ。バイトとかもそうだし、水泳教室もそうだし。競技だけに限らず、色んなことを経験して4年間終わって欲しいなって思います。
今までこんな頼りない主将についてきてくれて本当にありがとう、感謝の思いを込めて泳ぎ切ります!
女子主将・櫻井美月(コ4) 平泳ぎ
−4年間を振り返って
しんどいことの方が多かったんです。でもその中での嬉しいことっていうのは、先輩はもちろん良かったんですけど、何よりもすごい可愛い後輩たちが慕ってくれて、今日の最後のレースとかも盛り上げてくれたので、今日改めて一番の財産だなって思いました。
ー女子主将になった時の気持ちは
前の主将の方がインカレで決勝に出るようなすごい選手で、自分は全然そういうのないし、どうやって引っ張っていけばいいのかなって思ってました。でも、自分なりのやり方でやっていけばいいんだって途中で気づいて、それにしっかり後輩たちもついてきてくれて良い経験になったなと思ってます。
ー後輩たちへメッセージ
本当に何も心配してないです。優秀だし、積極的に自分から動いていける子ばっかりなので今後も期待してます。
主務・平井陸(コ4) 短距離の自由形
−4年間で一番思い出に残ってるエピソード
入った時は全然速い選手ではなかったんですけど、3年の夏にインカレのタイム切れてインカレ出れたことが一番です。
−主務として苦戦したこと
選手の時はポジティブな気持ちとか、言葉にできない感情とかって結構味わったんですけど、やっぱり主務となると現実的な数字とにらめっこしながら部の運営をしていくってところですね。そこで部の実際の数字に引っ張られることもあったんですけど、そこは両立して選手は選手、主務は主務って感じでやってきました。
−後輩へのメッセージ
4年間は絶対自分のいい経験だったなって思ってます。インカレ切るまでは楽しくて、4年生になって幹部になってつらいこともあったけど、全部が全部自分のためになってるので、そこを忘れずに。やるからにはつらいのを耐えるっていうメンタルではなくて、どう乗り越えるかっていうのを楽しんでほしいです。
女子副将・大久保美沙(文4) 自由形
−4年間を振り返って楽しかったこと
去年の関カレの400メートルのフリーリレーで2位、800メートルのフリーリレーでも4位を取れて、みんなの雰囲気も良かったので、それが一番印象に残ってます。
−メンバーが変わって感じたことは
まだ今年入ってリレーで泳げてないんですけど、可愛い後輩たちで頼りになる存在なので、また雰囲気がガラッと変わって楽しみです。
−インカレへの意気込みは
最後なので、後輩たちに良い姿を見せて終わりたいなと思います。
岩田萌里(文4) マネージャー
−4年間を振り返って
大学から始めてマネージャーをやったんですけど、今まで選手としてやってたのとは違って人を支えるの難しいなとかあったんですけど、水泳部入って良かったなって思ってます。社会に出ても役立つこと、人を支えることはもちろん、他の団体とか部活との関わりだったり、それをつなぐ役割とかすごく役に立つことが多かったです
−後輩に向けて
やっぱり4年間続けて欲しいなって思います。何回も辞めたいって思ったこともあるけど、今は続けててよかったって思ってるし、続けたからこそ見える景色があるので是非続けて欲しいです
折戸拓海(理4) 50㍍平泳ぎ、100㍍平泳ぎ
−4年間を振り返って
やっぱ、いろんなマネージャーとか監督コーチ陣の人に支えてくださったことに一番感謝していて。最後大学で沢山のベストを出せたので悔いがないのが良かったと思います。
滝沢健二(済4) 200㍍個人メドレー、50㍍自由形
−4年間を振り返って
何度も自分は部活をやめようかと思って続けようか悩んだ時があったんですけど同期だったり、特に部活入る前に支えてくださった先輩方っていうのがすごいサポートをしてくれて4年間最後まで続けることができたので、辞めたいと思った部分も続けたいと思った部分も、良いも悪いも凄いいい経験をさせていただきました。
−辞めたいと思ったのは練習の厳しさか
家庭の事情とかもあって連取に参加できなくなったりもしたんですが、練習に参加できなくてチームに迷惑がかかっちゃう。チームの人のあの人あんま来ないなって目線もある。そういうの色々含めて厳しいなっていうのもあったんですけどコーチ陣含めて先輩方も来れるペースでいいよって言ってくださったり色々な所をサポートしてくださったので最後まで続けることができました。
永山瑛美(コ4) マネージャー
−4年間を振り返って
私は専門種目が200㍍バタフライだったのでやっぱり水泳の中でも過酷な種目でした。練習とかも人一倍きつかったり、タイムが出ない時は本当にこんなに練習してるのになって思うこともあったんです。でも、トータルしたら楽しかったなっていうのと、今日実際に泳いで見てやっぱり水泳って楽しいなって思ったのが一番強かったかなって思います。あと、自粛明けに部活を退部しようと思って同期にも一人一人にラインして、寮も解約したんですけど主将の讃岐くんを始めみんなが引退しても同期は同期だからなって言ってくれたり戻ってきてほしいとか一緒に泳ぎたいとか言ってくれた仲間がいたので自分は今ここにいるんですけど。だから水泳楽しいなって思いよりは同期への感謝とか、この100代の4年生の仲間に入れて良かったなって方が強いので自分は水泳がどうというよりかは同期への感謝の気持ちとかの方が強いと思います。
高橋涼(コ4) マネージャー
−4年間を振り返って
今考えてみるとすごくあっという間で自分自身がすごく成長させてもらったなっていう実感があります。一年生の頃から比べたら自分自身を見つめられた、向き合うことができた時間だったなと思っていて。水泳部の信頼関係とか仲間とかももちろん沢山財産になってるんですけど、自分と向き合った時間が凄く財産だなと思っています。
もちろんマネージャーとして選手と違う立場で部活動に関わる中では監督とか他の関係者の方とかもちろん同期とか色んな所で揉めたりぶつかったり泣いたことも沢山あったんですけど、今日引退レースした四年生もいて、こういう記録会で選手が笑ってくれてれば何もかもよかったのかなって思っていて。後残りインカレまで残り2週間ですけどインカレ終わった時に最後同期が後輩達が笑顔で100代でよかったって言ってもらえたらいいかなと思っているので後2週間出来ることを頑張っていきたいなと思ってます。
−自分と向き合う時間が増えたのは人を支える立場としてか
そうですね。自分が主人公ではなくて、人を支える。あくまでも選手が主役であってその子達がどうやったら輝かせてあげられるかって考えた時に、一マネージャーとしての考えと自分だったらこうだなとか。本当にいろんな人がいるので一人一人向き合い方とかどうアプローチしたらいいかとかが変わってきて。そういう中で自分はこういう考えを持っているんだなっていうのが凄くはっきりしたっていうか将来にも繋がる時間になりました。
−マネージャーを行う中で一番の壁は何でしたか
一番っていうと凄く難しいんですが3年生までは先輩がいてその中で自分がチームを回すわけではなかったので先輩の話聞いて、指示聞いて、そこでどうやって支えるかっていうのを考えてたんですけど、やっぱりチーフマネージャーになってからのこの一年間は自分が指示した通りに部も動くし、大きな100代っていうのも背負ってる中で自分の一つの指示とか考えとかでこの組織を動かす、そういうところに向き合うのが大きな壁というか難しさであったと思います。こうすれば良かったとか後悔は結構あるんですけど後悔が積み重なってそれが次につなげようっていう糧になったのかなというふうに思います。
−プレッシャーはありましたか
そうですね。本当にこれでいいのかなとか小さいことから練習日程とか記録会とかの大きなことの全てにおいて、選手ならどう考えるって所が私自身ではわからないところもあって本当に同期後輩達マネージャーみんなに支えてもらって考え聞いてそうだね、こうだねって取り入れて成り立ってるって感じです。
−練習日程もマネージャーが決めてるのか
そうです。練習日程もコーチと話し合いながら作って、授業との兼ね合いをみて組んでいくんですけど。
−マネージャーはすごいですね
後輩達はよく頑張ってくれてると思います。学院とかのやりとりも割とやってて他の部活はどうかわからないので比べられないんですけど。割と大変だと思います。マネージャーはチームの土台作りだと思います。
−マネージャーの後輩に掛けたい言葉
今の後輩達は本当に個性豊かでそれぞれの強み、良い所を沢山持っているのでそれを活かしながら、マネージャーとしては目配りと気配りと心配りここの3つだと私自身は思っているのでそこをみんなで補い合って一つのチームを、マネージャーも一つのチームだと思うので作り上げてチームを支えてほしいなと思います。