【サッカー部】試合が無理ならゲームで対決! 参加8大学による「Staying Eleven 2020」が開幕

人気サッカーゲーム「eFootball ウイニングイレブン2020」を使用して参加8大学が戦う「Staying Eleven 2020」が14日に開幕し、グループリーグ第1節の試合動画が各大学のSNSで公開された。Bグループの立大は法大に0−2で敗れ黒星発進となった。第2節は筑波大と対戦し、16日に動画が公開される。

代表は早大の須藤友介(3年)が務める【Staying Eleven 2020 より】

同大会は大学サッカーの認知度向上や他大学との交流を深めるという趣旨のもと、早大ア式蹴球部や一般社団法人ユニサカが中心となり開催された。参加8大学が2グループに別れて予選を行い、決勝トーナメントには各グループの1位が無条件で進出。残りの2枠は各大学の公式ツイッターで公開されるスタメン動画やハイライト動画の「いいね」の数で決まる。

試合はすべてコンピューターによる自動操作で行われ、出場する選手は「エディットモード」により名前、顔、身長、体重などを編集できる。公平を期するために全選手の初期能力値は一律で定められるが、スキルやプレースタイルは実際の選手の特徴に合わせて設定可能であるという。

エディットで作られた主将・田中(法4=桐光学園)【サッカー部公式インスタグラムより】

立大サッカー部は、学連の青柳(コ4=学習院高)や橋本(営3=立教新座)が中心となり企画を進行。スタメン動画やハイライト動画の編集は五味(済3=桐光学園)、尾﨑佳洋(済2=星稜)、加藤優一(コ4=東海大相模)が担当している。

出場選手は“立教のエンターテイナー”熊瀬(営3=FC町田ゼルビアY)が監督として選出。“選手権のヒーロー”大塚(営4=前橋育英)や“ミスター立教”ディサロ峻ヴァレンティノ(コ4=FCトリプレッタY)ら豪華な選手が名を連ね、熊瀬自身もCFとして出場する。

“トーク対決”も見どころのひとつ。試合日の13時にインスタグラムで公開されるフル動画では、両チームの「おもしろ担当」による軽快なトークが繰り広げられる。立大はもちろん熊瀬が担当。“選手兼監督兼実況”として選手の特徴や試合の流れなどを丁寧(?)に説明しており、青柳も「あいつに頼めばだいたい大丈夫」と絶大な信頼を置いているようだ。

第1節の実況を行う法大の中井(3年=左下)と熊瀬【サッカー部公式インスタグラムより】

関東大学サッカーリーグは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開幕延期の発表が繰り返されている。他の大学と同様に立大サッカー部もグラウンドでの練習が行えず、現在はカテゴリーごとのトレーニングや課題を自宅でこなしているという。

そのような状況の中でも大学の枠を超えて学生が繋がり、大学サッカーの魅力を新たな形で発信している。現状に嘆くだけでなく、何ができるのかを自分たちで考え、行動する。学生ならではの取り組みはきっと多くの人の心をつかむだろう。ゲームの中で対戦している選手たちが、グラウンドで思いっきりプレーできる日が来ることを願う。

 (5月15日・小根久保礼央)

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