【ホッケー部男子】4年生卒業記念 「仲間がいたから頑張れた」 #17山田航平

みんながいたから

守備の要・フルバック(FB)として学生生活をホッケーに捧げてきた山田(コ4)。試合に出られなかったり、同期との力の差に悩み、辛さを感じていたこともあった。「なんで頑張れたんだろう?と思った時に、やっぱり仲間がいたからだと思う。みんながいて、楽しいから続けてこられた」。辛いときでも励まし合い、切磋琢磨(せっさたくま)し合える仲間の存在は偉大であり、山田を4年間動かしてきた。「楽しかったから続けてこられた。『上手くなってレギュラー取るのが一番だ』って思う人もいると思うんだけど、自分はそういう感じじゃなくて。みんなでできたから今まで続けてこられた」。

環境改革

「みんなが意見を発信できる環境作りが大切」。下級生の頃から「4年生が絶対」という雰囲気に多少の嫌気を感じていた。これは自分を出せる環境ではないと思い、上級生になったら環境を変えると決めていた。「いろいろ下級生に仕掛けて環境を変えたい」。山田は決めた通り、後輩とのコミュニケーションを増やした。グラウンドの外でも、食事や遊びに誘ったり、下級生やチームにとってより良い環境作りを心がけた。

一生モンの仲間たち

4年間のホッケー部男子での活動から得たものを「一生モンの仲間」と語る。4年前、一生付き合えるような仲間が欲しいと思っていた山田は体育会の門を叩いた。「今終わってみたら、みんな仲がいいっていうのはすごく感じるし。自分が意識してやってきたっていうのはあるけど、自分が得たものは仲間だと思う」。入部してきた時の夢を叶えて、「一生モンの仲間たち」に出会うことができたと山田は振り返る。「何かあったときは頼ったり、頼られたりする存在でいるっていうのが一番ベストだと思う」。仲間の偉大さを噛み締めた山田はフィールドを去り、新しい環境に身を置く。
(3月31日 渡邊大樹)

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