【バレーボール部】4年生最後の大舞台・・・次世代にバトンを繋ぐ
◆第72回 秩父宮支配全日本バレーボール大学男子選手権大会◆
11月26日 対長崎国際大 墨田区総合体育館
ついに始まった全日本インカレ。立大は昨年に引き続き2年連続の出場となった。初戦の相手は長崎国際大。九州大学秋季バレーボール大会男子1部リーグ戦では準優勝を果たした強豪だ。負ければ4年生の引退が決まる大事な一戦。立大は強豪相手に粘りのプレーを見せたものの、一歩及ばず黒星を喫した。
第3セット序盤、#19濱野(済2)のサービスエースや#13井原のアタックが決まる。しかし、このセットを取れば勝利が決まる長崎国際大も譲らない。じわじわと点差を広げられてしまった。だがここで流れを断ち切ったのが#1羽田だ。ライトから強烈なアタックを決めると、続けてサーブで相手を崩し得点。5点を積み重ね、23-24と迫った。しかし最後はミスにより失点。23-25で惜しくもこのセットを取られ、セットカウント0―3。黒星を喫した。
今年度最後の公式戦となった全日本インカレ。この試合をもって4年生は引退となる。主将としてチームを牽引した羽田。冷静に試合を分析し仲間に声を掛け続けた副主将、阪本(コ4)。主務として陰で支え続けた奥野(文4)。常に明るくチームを盛り上げた木俣(コ4)。そして頼れるマネージャー君波(観4)と相良(コ4)。少ない人数ながらこの大舞台まで導いた彼らの姿を、後輩たちは目に焼き付けたことだろう。来春のリーグ戦での活躍に期待したい。
(11月26日・大類遥)
◆コメント◆
阪本 直弥選手(コ4)
―今日の試合を振り返って
練習してきたことが全部出せたかっていうとそうではないんですけど、最後の試合としてはみんなが頑張っているところを見せてもらえました。第1セット流れが良くない中で、みんなで話し合って徐々に改善していったところとかは、練習してきたこと以上に、その練習してきた過程で話し合って解決していく力をつけていったんじゃないかなと思います。
―同期が少ない中でどうチーム作りをした
色々苦しみながらでもあったんですけど、自分たちが運営するというよりも、全員がそれぞれ考えて行動していけばチームはまとまると思っていたので、まとまりとしてはそういう結果は出せたかなと思います。
木俣 光選手(コ4)
ー4年間終わってみて自分の中で、試合に出てた3年生の春で、後から思った事ですけど、その時にもう終わってたのかなって。やっぱりチームへの貢献に一番見えやすい形が、試合に出て勝つっていう事だと思うんで、でも3年生の秋から試合に出れなくなって、チームが試合やってる中で僕自身もいろいろ工夫していこうとは思っていたんですけど、やっぱり3年生の春、秋から試合に出れなくなったところで、自分としては終わってたんだなっていうのが、改めて現実的に、試合終わってもうバレーボールできないってなると、悲しいというか、バレーボールしたいなって気持ちは勿論ありますし、やっと今終わったなって感じですね。ー最上級生としての1年間を振り返って個人的に筋トレにこっていた時期とかもあって、そっちの方で大会に出させてもらってたりして、心身ともに向き合えてたかって思うとそうじゃないんですけど、でもそれでバレーボール嫌いだったら多分バレーボール辞めてると思うし、筋トレと同時並行っていうのもきついんで部活やめてたと思うんですけど、それでもやっぱりバレーボール好きなんで、4年生って立場は難しいですけど、後輩の問題とかもあって、色々振り返ってみて、最高だったと思いますね。