【アイスホッケー部】成長垣間見せるも敗戦続く
◆2019年度関東大学アイスホッケーリーグ戦◆
10月3日 対東海大 ダイドードリンコアイスアリーナ
リーグ戦も折り返し点に到達した。2巡目初戦の相手は東海大。格上の相手に対し最小限の失点で抑えたものの、前戦に引き続き連敗を喫した。
第1Pは開始直後から危なげな展開だった。始めにパックを奪ったのは東海大。開始57秒、立大のディフェスをよそに、電光石火の勢いで攻め上がった東海大はゴール前で2対2の好機を作った。ここではパスミスに助けられ、失点は回避された。防戦一方の立大だったが、2分46秒、初めて攻勢の機会を掴んだ。これは決めきれなかったものの、すぐ後に梶原(法2)が強烈なシュートを放つ。しかし、キーパーのセーブでチャンスを活かすことができず、流れは再び東海へ。8分7秒、東海大のフォワード#29大村がペナルティを受け、立大はパワープレーに突入。だがキーパーとの1vs1に持ち込むなど、東海大の勢いは止まることを知らなかった。防戦に耐え続けた立大だったが残り5分隙を突かれ正面中距離からゴールを決められる。さらに、残り1分34秒、左サイドから隙をつかれると、追加点を決められ0-2に。「打ちぬかれたというよりは、押し込まれた感じ」ゴールキーパーの川上(法1)は悔しげに振り返った。反撃に移りたい立大、1P終了20秒前に最後の攻勢についたものの、点を決めるには至ることはなかった。
2P開始直後、パックを掴むことに成功し、待望の点を狙う立大だったが相手の勢いはまだまだ健在だった。高い技量で立大のパスワークから素早くパックを奪い取ると、逆に立大サイドのゴールを攻め立てる。序盤、鈴木がペナルティを受け、キルプレーに入ると相手の勢いはさらに増すことになった。キルプレー中の2P5分、東海大のディフェンスが左サイドを抜け出し鋭いシュートを打つ。キーパーの川上が飛びつき、体を張った全力のプレーで好セーブ。スケートリンクで歓声が沸き起こる。この流れで2Pを無失点に抑えたかった立大だったが、2P残り3分、さらに追加点を決められ-0-3となった。
3Pも流れは変わることはなかった。パックは常に東海サイドが保有し、立大はディフェンスに徹せざるを得ない。そんな中、開始8分、また川上が魅せた。ゴール超至近距離からのシュートに飛びつき、再びスーパーセーブを決めた。また会場が歓声に包まれる。しかしその後は追加点をさらに二点決められ、セットポイント0-5で試合終了。リーグの折り返し地点は苦い結果からのスタートとなった。
ディフェンスゾーンの中ではしっかりと真ん中は固めようと防御力の向上を図ったが、結果的に合計44本のシュートを打たれた。1巡目の同大戦より(9月15日東海大戦1-8)失点が少なくなり、ディフェンスを軸にした戦略が成熟してきたとは言え、新たな課題が見えた一戦となった。
(11月22日平野聖也)
◆コメント◆
川上
ー今日を振り返ってどうでしたか
44本のシュートで、さらに相手が格上の中で失点を5点に抑えられて、前より減らせられたことが良かったと思います。また、最初の5分10分はシュートを止めることができ、自分の中でリズムが出来ていました。