【ラグビー部】全勝優勝を果たし、入れ替え戦に繋がる勝利!!高校同期対決となった楢崎は…
◆令和元年度関東大学対抗戦Bグループ◆
11月24日 対明学大 熊谷ラグビー場Bグラウンド
小手先のプレーではなく、接点で圧倒する」を掲げて挑んだ試合。見事圧倒して勝利し、Bグループ全勝優勝を果たした。前半からセットプレーの精度が高く、ラインアウトからのモール攻撃で効果的に前進。スクラムでは1回目は押されるも、しっかり修正しその後は圧倒した。
この試合、アツい戦いを繰り広げたのはWTB楢崎(法4)。明学大の両FL、6番中川、7番永春は昔から共にラグビーをしてきた同期だ。中学校時代、3人は東京都スクール選抜(クラブチームの都代表)に選出。同じチームでラグビーの聖地・花園に立った。軌を一にして進学した先は強豪国学院久我山高。彼らが高3時に同校は春の全国大会、選抜ラグビーフットボール大会に出場。メンバー入りし、全国の壁に立ち向かった。大学に進学しても楢崎と中川、永春は4年間同じ対抗戦Bグループで切磋琢磨してきた。
試合前から連絡をとっていたという楢崎。最後の対戦に気合いが入る。ハーフタイム時、7番永春とすれ違い、「マッチアップで抜いてやるぞ」(1対1で対峙すること)と挑発した。するとそのときは訪れた。後半15分、左端でボールを持った楢崎に永春がタックル。楢崎は難なく交わし、大きく前進。FB床田(観4)、SH光長(法4)と繋いでトライをアシストした。その頃、ライン際で永春は「くそっ」と絵に描いたように悔しさをあらわに。楢崎に軍配が上がった。中川とのマッチアップは後半21分、左外で起きた。スペースを失ってステップで抜こうとするも、中川の低いタックルで楢崎はタッチラインへ。相手ボールになった。
この試合、1トライやアシストで勝負強さを見せた楢崎は入れ替え戦でも躍動する。4年間の集大成を入れ替え戦にぶつけ、後輩にAグループ昇格という大きなものを残したい。
今年1年はREMAKEを掲げ、ターニングポイントにしようと自らを信じられるだけの努力をしてきた。ラグビーW杯の熱戦が繰り広げられた熊谷ラグビー場Aグラウンドで歓喜の時を目撃しよう。
(11月26日 矢作峰士)
◆コメント◆ WTB楢崎
――今日を振り返っての感想
全勝対決で力的にもそこまで差のない相手で。接点で圧倒しようと言っていて小手先のプレーではなく、コンタクトで勝てたので入れ替え戦に繋がる試合でした。
――0封を目指していましたが、終了間際にトライを取られてしまいました。結果をどう受け止めていますか。
0封したかったですけど、修正できるミスからの失点なので、後の2週間で詰めようと思います。悲観することなく、修正していきたいです。
――全勝優勝について
FL相良(営3)も言っていたんですけど、ゴールはここじゃないし、見据える先はもっと先なので。一喜一憂せず、あと2週間を大切にしていきたいです。
HO石塚(社3)
――ご自身のプレーの振り返り
ミスが少なく出来たのかなと思います。僕の役割はセットプレーの安定なので、スクラムでペナルティを取られてしまったのでその点は入れ替え戦に向けて反省して、入りから圧倒するイメージでやりたいです。入りのスクラム以外は基本的に圧倒出来たので入りは修正していきたいです。ラインアウトに関しては僕のスローが100%だったのでこのまま入れ替え戦に繋げていきたいです。
――1本目のスクラムで押し込まれてしまいましたが、ハーフタイムにビデオを見ながらスクラムのチェックをしていました。後半に向けて何を修正しましたか。
最初のスクラムで崩れて組み直しになって、低く行きすぎると滑って崩れちゃうというイメージがあって相手の方に低く組まれてしまいました。ヒットから相手の方が低くてあげられてしまうイメージだったのでヒットから低くすることをビデオを見て確認しました。
――入れ替え戦への意気込みをお願いします。
1年生のときはメンバーには入ったけど、試合には出られなくて。今日は熊谷でプレーするのは高校ぶりで。入れ替え戦出たとしたら初になるので。そんな中でも全員が、15人がいつも通りプレー出来れば勝利に繋がると思うので、あまり緊張せずにいつも通り楽しくやりたいと思います。