【野球部】江藤、三井、柴田の猛攻3本塁打!5点差から追いつき引き分けに持ち込む
◆2019年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆
10月26日 対明大 明治神宮球場
打者成績
守備位置 | 選手名・学年・出身校 | 打数 | 安打 | 打点 |
[8] | 宮﨑 仁 (コ1=大阪桐蔭) | 6 | 0 | 0 |
[6] | 宮 慎 (コ3=市立船橋) | 6 | 1 | 0 |
[9] | 太田 (コ2=智辯学園) | 3 | 0 | 0 |
H9 | 小野 大 (文4=横浜) | 2 | 0 | 0 |
[3] | 山田 (コ1=大阪桐蔭) | 6 | 2 | 0 |
R | 林中 (コ3=敦賀気比) | 0 | 0 | 0 |
[4] | 江藤 (済4=東海大菅生) | 4 | 1 | 3 |
[7] | 三井 (コ3=大阪桐蔭) | 4 | 1 | 1 |
[2] | 藤野 (営4=川越東) | 5 | 0 | 0 |
[1] | 田中 誠(コ4=大阪桐蔭) | 0 | 0 | 0 |
1 | 赤塚 (コ4=麗澤瑞浪) | 0 | 0 | 0 |
H | 小松 (済4=習志野) | 1 | 0 | 0 |
1 | 中﨑 (観3=立教新座) | 0 | 0 | 0 |
H | 片山 (コ2=履正社) | 1 | 1 | 0 |
1 | 川端 (コ2=秀岳館) | 0 | 0 | 0 |
H | 金川 (社2=立教新座) | 1 | 0 | 0 |
1 | 中川 (コ3=桐光学園) | 0 | 0 | 0 |
H | 柴田 (社1=札幌第一) | 1 | 1 | 1 |
1 | 宮崎晃 (コ4=相模原) | 0 | 0 | 0 |
[5] | 笠井 (済4=桐蔭学園) | 5 | 1 | 0 |
投手成績
選手名・学年・出身校 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 |
田中 誠(コ4=大阪桐蔭) | 1 | 38 | 5 | 0 | 1 | 5 |
赤塚 (コ4=麗澤瑞浪) | 1 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 |
中﨑 (観3=立教新座) | 3 | 34 | 1 | 2 | 1 | 0 |
川端 (コ2=秀岳館) | 2 | 31 | 3 | 2 | 1 | 0 |
中川 (コ3=桐光学園) | 2 | 30 | 0 | 2 | 0 | 0 |
宮崎晃 (コ4=相模原) | 3 | 46 | 3 | 1 | 1 | 0 |
秋季リーグ戦もいよいよ最終カードを迎えた。立大の先発は、エース・田中誠(コ4=大阪桐蔭)。対する明大の先発は、ドラ1投手・森下(4年=大分商)だ。2人の投手戦になるかと思いきや、試合はすぐに動いた。初回、明大打線に捕まり5失点を許してしまう。6回に江藤(済4=東海大菅生)の本塁打で3点を返す。すると9回、三井(コ3=大阪桐蔭)と柴田(社1=札幌第一)の本塁打で同点に追いつき、今季2回目の延長戦へ。しかしあと1本が出ず、引き分けに終わった。
6回にRIKKIOの反撃は始まった。太田(コ2=智弁学園)が四球で出塁すると、相手の失策も絡み2死一二塁で、勝負強い男・江藤が打席へ。「まっすぐを狙っていた」という言葉通り、森下のストレートを振りぬき打球はそのまま右翼スタンドに。一挙に3点を獲得し、沈みかけていた立大ベンチのボルテージは一気に上がった。
反撃はそれだけにとどまらなかった。2点ビハインドで迎えた9回、今秋季リーグ初スタメンの三井が、伊勢(4年=九州学院)が投じた2球目を強振。誰もが本塁打を確信するほどの大きな当たりはバックスクリーンへ。「出れない時期は今日を見越して練習してきた」と三井。監督の期待に見事応えた。
なんとか同点に追いついてほしいと思ったその時だった。代打で登場した1年生・柴田がリーグ戦初本塁打。ダイヤモンドを1周し、ベンチに戻ると上級生が笑顔で迎え入れ、立大ベンチは歓喜に沸いた。試合後には、「先輩からも褒められてうれしかった」とはにかんだ。
投げては、立大が誇る中継ぎ陣がエースを援護した。今季初登板で2回無失点の川端(コ2=秀岳館)や延長回に登板した宮崎晃をはじめとする5人の投手リレーで2回以降、スコアボードに0を並べる投球をみせた。結果5-5で引き分けとし、勝ち点の行方は月曜日に持ち越しとなった。
一時は5点の大差をつけられた立大であったが、3人の怒涛の本塁打で同点に追いついた。ベンチの雰囲気も悪くないと選手たちは口をそろえて言う。泣いても笑ってもこのチームでできるのは最後のカード。明日と明後日の2連勝で勝ち点をものにし、有終の美を飾りたい。
(10月26日・村上結香)
♦コメント♦
先制3点本塁打を放った江藤#5
正直、9割負け試合だったので今日の引き分けは1勝くらいの価値がある試合だったのかなと思います。(ラストカードについて)最後は楽しくやって終わりたいと思っています。その上で勝てたら最高ですね。(本塁打について)感触良かったので入ったかなと思いました。プロの投手からしっかりまっすぐを待って本塁打を打てたのでよかったです。(ベンチの雰囲気について)円陣を組むのも四年生がやっているというよりも、下級生が最後四年生に勝たせるために進んでやってくれたことなので、その分四年生は頑張りたいなとは思いました。(明日に向けて)12回まで試合をやりましたが、0勝0敗なので明日が初戦のつもりで、連勝できるように頑張ります。
9回に同点本塁打を放った柴田#31
田中誠さんが初回に5点取られて、厳しい展開だったけれど、ベンチはあまり落ち込んでいませんでした。江藤さんの本塁打で3点を返してから流れに乗ることができました。いい流れで試合ができたかなと思います。(代打で打席に)9回で1点差だったので、チャンスメイクというか塁に出ようという気持ちで打席に立ちました。捉えたのは芯ではなくちょっと先だったのですが、入ってくれという気持ちでした。本塁打は狙ってたわけではないです。(明日に向けて)この流れで行けば明日も絶対に勝てると思うので、この流れのまま明日の試合に臨みたいです。
9回に本塁打を放った三井#9
(初回の展開について)あそこで、あの1・2回で負けると思ってた人だれもいなかったと思います。ベンチ含めみんなで盛り上げてくれたので、絶対9イニングで取り返すとチーム全体でやってましたね。(スタメンについて)出れない時期は今日を見越して練習していました。あそこで1本出ることができてよかったです。(本塁打について)打った瞬間は、感触で「いったかな」と思いました。満足度は、30%くらいですかね。サヨナラのチャンス2回あって2回ともつぶしているので。(明日の目標)試合を決める打撃をしたいと思います。
2回無失点の好投を見せた川端#34
久しぶりに神宮のマウンドに帰ってこれて素直にうれしいです。初回、田中誠さんが思いもよらぬ崩れ方をしたので途中から「前倒しで準備しろ」と言われて、そこで急ピッチで肩を作りました。 ベンチの雰囲気は今シーズンの中で一番よかったです。ベンチの雰囲気が下がった時は1回もなかったですね。(明日への意気込み) チーム自体は良い勝ち方が出来ていて、勢いに乗っていると思うので。その勢いを投手で加速していけるように。自分もそのチームの一員として頑張っていければと思います。
延長3回を無失点で抑えた宮崎晃#11
(本日の登板について)3回からロングで準備しておけと言われていたので、作ったり作ってなかったりして、中川が行ったからもう自分しかいないんで、同点になったらよろしくっていうことで、準備はしてました。自分的には良かったけどチーム的には勝ちたかったなと。自分の場合は、ストライク先行しないとピッチングにならないのでツーストライクまでは先行でガンガン行って、ツーストライクからは慎重行きました。(ガッツポーズは)あんまりそういうことするタイプではないですけど、最後の気持ちが出ました。(明日からの意気込み)1番いいのは先発の2人が完投して勝つのが一番だと思うんですけど、投げる機会があったらチームのために頑張りたいです。