【バドミントン部】3部から全国へ、いざ出陣!小田原城の麓で、若武者たちが大暴れ

◆第70全日本学生バドミントン選手権大会◆

10月14日 小田原アリーナ


3部からは唯一の出場となった白川(済3)・西林政(コ1)ペア。先月行われた東日本インカレで、関東2部2位と格上の坂井・荒木ペア(青学大)をストレートで下し、見事インカレ出場権を獲得した。チャレンジャー精神と攻撃的なプレーを武器に、昨年は立てなかった全国の舞台に“シラニシ”が挑んだ。

ドロップショットを追う西林政(写真手前)

〈1回戦〉
初戦の相手は九州1部の小野・砂坂ペア(久留米大)。「移動とかも長かったので体が固まっちゃてる感じがすごいしてた」(白川)にもかかわらず、序盤から流れは立大。西林政がプッシュで得点するなど、巧みな試合運びで第1セットを難なくものにした。2セット目は「サーブ周りが安定せず、集中力が切れた」(西林政)と、惜しいところで競り負けてしまい、勝敗は第3セットに持ち込まれた。第2セットでは失点につながったサーブが、ここでは得点源となった。終始同点で試合が進んだが落ち着いたプレーを見せ、19−21で2回戦出場を決めた。

シャトルを見据えラケットを構える白川(写真左)

〈2回戦〉
相手は光島・緒方ペア(日大)だった。東日本インカレでは敗れた因縁の相手だ。出だしから取っては取られて、気が抜けない展開。ネット際では西林政が激しいラリーを繰り広げ、甘くなったリターンを白川が決める。格上相手にも持ち前の強気なプレーが光った。しかし、第1セット7−8から試合の流れが変わった。相手のサーブがコートに突き刺さり、立大のスマッシュはラインを超えてアウトに。6連続得点を許してしまった。そこから点差は縮まることなく、16−21で第1セットを落とした。続く第2セットは、序盤から相手のペースで試合が進んだ。何度も仕掛けるがネットに阻まれ、気づけば11−17でゲームも終盤に差し掛かる。その後もサーブミスなどが続き11−21。

試合中会話をする白川(写真右)と西林政

結果はベスト64。白川は「もっと自分たちは出来ると思ってた、まだまだそのレベルには達してない」と唇を噛んだ。しかし、ハイクリアで相手を後ろに下げては、ドロップショットで前に落とす。「前以上に安定感が増したかな」(西林政)と東日本インカレと比べ、確かな成長も感じた。これからの目標は「来年ベスト16に入りたい」(西林政)、「気負いすぎないで楽しくやりたい」(白川)。まずは来春のリーグ戦、そして東日本、全日本インカレと“シラニシ”の快進撃が始まる。
(10月22日・藤部千花)
◆コメント◆
・白川
ー1戦目を振り返って
台風とかの影響で土日に練習できなくて、昨日こっちに来て30分くらい打ってって感じだったので、あんまり万全とは言えなかったですね。今日1回戦入ってみたら思った以上に自分たちが動けなくて、移動とかも長かったので体固まっちゃってる感じがすごいしてましたね。でも相手もそんな強いってわけではなかったので、グダグダ試合になったとしても勝てるかなっていう話はしてて、しっかり勝てたのでよかったんですけど
ー良かった点はあるか
もっと自分たちは出来るって思ってたんで、あんまり良いところは見つからないですね。良かった点というか、いつもならちゃんと試合前に準備して準備して臨むっていうのがいつもの形だったんですけど。今回みたいに台風だったりとかして、練習ができなくて自分たちが思ったより万全な状態で挑めない中で、羽根を打てないにしても何かしら出来ることはあると思うし、自分たちのコンディションの持って行き方がまだ下手だったのかなって思った部分はあったし、しっかり準備ができなかったら自分たちがどう崩れるのかっていうのが分かったので、それは今回の試合の収穫かなと思います
・西林政
ー本日の感想
実際は1回戦は、はじめての全国大会なんであんな感じかなっていうふうにはまあ。あんま調子は良くなかったんですけど。やはり2回戦での光島緒方との試合はせめて1ゲームはとりたかったですかね。東で1ゲーム取れそうだったのでやっぱり。そこに勝つのがまず目標かなって
ー東日本と比べて
東日本とはやってること自体あんまり変わってはないんですけど、東日本はいつまでもバンバン打って打って打ってっていうそういうダブルスしてたんで、ちょっとだけ。先に落としてみたりとかしぎゃくにしっかり上げてみたりとかそういうちょっと大きいラリーもしたかなって思います。そこは東から改善した部分で、前以上に安定感が増したかなって思います

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