【ハンドボール部】中大相手に接戦制すも入れ替え戦に課題残す
◆関東学生秋季リーグ戦◆
9月28日 対中大 国士大多摩キャンパス
第7戦で役員登録の不備が判明し、参考試合扱いとなった第8戦。まさかの事態にチーム全体が落ち込んだが、これまでのリーグ戦での課題を改善しながら今春13点差で大敗した中大相手に1点差の勝利を収めた。
前半は比嘉(コ4=浦添)を中心に中央から得点を量産。前半2分に比嘉の速攻が決まると5分に加藤(コ3=法政二)も速攻を決める。チーム全体の課題であった「速攻」を意識することでチームが勢いづく。16分には角田(営2=法政二)のゴールから比嘉が2連続得点を決めるなどして前半だけで比嘉は8得点を決めた。
1点ビハインドで迎えた後半。2分に後藤(営2=愛知)が相手の速攻を止めるセーブをみせると、3分に比嘉、4分に平仲(コ3=興南)、5分に再び比嘉が3連続得点を決め逆転に成功。7分には主将・関根(コ4=浦和学院)が復帰後初ゴールを決めた。「思うようには動かなかった」とまだ万全ではない様子を見せるも、主将としての存在感を放った。その後、残り30秒には立大のファールにより相手より2人少ない状況で戦う時間もあったが、1点のリードを守りきり接戦を制した。
試合には勝利したものの比嘉は「前半にディフェンスで出た課題を後半でも修正できなかった、修正力が欠けていた。この試合をしているようでは入れ替え戦では勝てない」と危機感を示した。関根も「6人全員がサボらず連携することが課題としてまだ解決し切っていない」と冷静に分析。1部残留のために残された時間でできるだけ多くの課題を潰しておきたい。立大は19日に順大との入れ替え戦に臨む。
(10月15日・小松勇斗)