【野球部】2本塁打もあと一歩出ず…接戦落とす

◆2019年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

9月28日 対慶大 明治神宮球場

打者成績

守備位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点
[7]87 宮崎 仁 (コ1=大阪桐蔭)
[5] 冨永 (コ3=桐蔭学園)
[9] 太田 (コ2=智辯学園)
[3] 山田 (コ1=大阪桐蔭)
[4] 江藤 (済4=東海大菅生)
[6] 宮 慎 (コ3=市立船橋)
[8] 金川 (社2=立教新座)
H7 中嶋 (コ3=佼成学園)
敷名 (社3=神戸国際大附)
R8 小野 大 (文4=横浜)
[2] 藤野 (営4=川越東)
[1] 田中 誠 (コ4=大阪桐蔭)
村山直 (コ3=青森山田)
中﨑 (観3=立教新座)
柴田 (社1=札幌第一)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
田中 誠 (コ4=大阪桐蔭) 103
中﨑 (観3=立教新座) 42

初戦の法大戦で勝ち点を落とし、負けられない立大。2カード目の相手は、苦手とする慶大だ。ここ数年間で一度も勝ち点を取れていない相手だが、優勝するためには勝たなければいけない試合である。2回にいきなり先制を許し初戦のような悪い雰囲気が流れるかと思いきや、今日は沈黙気味だった立大打線に火が付いた。宮﨑仁(コ1=大阪桐蔭)と太田(コ2=智弁学園)のリーグ戦初本塁打で同点に追いつくと、江藤(済4=東海大菅生)の適時打で逆転に成功する。しかし、慶大打線も黙ってはいられない。6回に2本の適時打を打たれ、逆転を許してしまう。その後、何度も逆転のチャンスをつくるがあと一歩及ばず。惜しくも接戦を落とした。

リーグ戦初の左越えソロを放った宮﨑仁

2点を追う4回、逆転の口火を切ったのは、1年生で堂々の1番に座る宮﨑仁だ。2球目に打ったストレートは、弾丸ライナーでそのままスタンドへ。ダイヤモンドを一周し、ホームを踏むと大きくガッツポーズ。「(法大戦では)捉え切れていなかったので、バットの重さを10か20くらい軽くし、早く振れるようにした」と語る宮﨑仁。それが功を奏した。

今日のヒーローは宮﨑仁だけではない。「狙っていった」と太田も後輩に負けじと本塁打。三塁を回ったところで軽くガッツポーズをすると、ホームでは次の打者・山田(コ1=大阪桐蔭)と笑顔でハイタッチ。「やっと一本が出たので、素直にうれしかった」とはにかんだ。二人の記念すべきリーグ戦初本塁打で同点に追いついた。
猛攻はそれだけにとどまらない。続く4番・山田の二塁打で出塁すると、相手の暴投で三塁へ。1死三塁で、続く打者は「チャンスは得意」と語る江藤。5球目に振りぬいた球はお手本のような中前安打。適時打となり、逆転に成功した。

2番手として登板し、3回を無失点に抑えた中﨑

投げては、先発・田中誠(コ4=大阪桐蔭)が、失策なども絡み6回4失点、「最後まで粘り切れなかった」と唇をかんだが、続く中﨑(観3=立教新座)が7回以降を2安打無失点に抑え、援護した。エースが本調子でないときは、後ろに構える中継ぎ陣が後続を抑えていきたい。

一度は逆転に成功し、流れは立大にあるかと思われた試合であったが、あと一歩が出なかった。開幕3連敗と、このカードで勝ち点を取らないと優勝に向けあとがない。しかし、「準備をして気合を入れて臨んだのですがいい試合をしても負けてしまうのが野球」と江藤。今日は今日と割り切って、明日明後日へと望みを繋げたい。
(9月28日・村上結香)
♦コメント♦

本日先発した田中誠#18

(本日の試合について)最後まで粘りきれませんでした。郡司(慶大4年=仙台育英)に打たれたのは甘い球や失投ではなかったので割り切れる部分はあったのですが、そのあと同点で粘らなければいけないところを嶋田(慶大3年=樹徳)に打たれたことが痛かったです。打線が繋がった試合だったので、敗因は自分だと思うので申し分けないです。明日でなんとか勝ってもらって、3戦目で登板する形を作ってもらえればリベンジのチャンスはあると思うので、明日は出来ることをして、チームの勝利に繋げたいと思います。

9回裏に盗塁を決めた宮﨑仁#24

(自身のリーグ戦初本塁打について)入るとは思っていなかったです。打ったボールはまっすぐです。(9回裏での盗塁について)塁に出たら盗塁は積極的に狙っていこうとは思っています。あの場面での盗塁はすごくプレッシャーがかかったのですが、行かないと盗塁はできないので積極的に行きました。(明日の試合に向けて)3回負けてからだと遅いのですが、次勝たないと優勝がなくなってしまうので目の色を変えて試合に臨みたいと思います。

リーグ戦初本塁打を放った太田#1

個人的に安打が出ていなかったので一本が出たのは良かったと思います。チームは3連敗が続いているので、見直していかないといけないなと思っています。(本塁打について)打った球はカットボールです。結構つまっていたのですが、風が吹いていたのは外野を守っている時にわかっていたので、あの角度で打ったら入ると思って狙って行きました。入った時は素直にうれしかったです。(明日の試合に向けて)連敗が続いているので、何としてでも明日勝って3戦目に行けるようにしたいです。まず、勝ち点を取らないと優勝はできないので。常に優勝を目指して頑張ります。

4回に適時打を放った江藤#5

絶対に勝たないと優勝がなくなってしまうゲームだったので、もちろん準備をして気合を入れて試合に臨んだのですが、いい試合をしても負けてしまうというのが野球なので、明日はきちんと切り替えて試合に臨みたいなと思いました。慶大は相性的にはよくないですし、慶大からしても、立大戦はやりやすいと思われて戦っていると思います。一番勝ちたいなと思うチームですね。明日負けたら完全に優勝がなくなってしまうので、明日1戦とって3戦目、(田中)誠也で勝負したいなと思います。

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