【弓道部】勝敗を決めたのは、最後の一本
◆令和元年東京都学生弓道リーグ戦◆
9月15日 対東工大 東京農工大弓道場
〇立大 52中 ― 51中 日体大●
※リーグ戦は1大学から4人出場して戦う。勝敗は合計得点で決まる。
※皆中とは、一立で4本中4本的に中てること。
一立目で大前・児玉、落・久貝が皆中し、好調な滑り出しを見せた。しかし、東工大が徐々に追いつき、五立目を40中―40中の同中で迎える。
五立目、先攻の東工大は11中と良い結果を残した。後攻の立大、全員が三本射終えたところで8中。もう一本のミスも許されない状況に置かれる。まず大前・児玉が当て、この立から交代で出場した二的・矢島も当て、皆中となる。続く落前・山本も当て、この時点で51中−51中となる。最後の一本を託されたのは、一立目と四立目に皆中を達成している落・久貝だ。久貝が弓を引くと、場内の緊張感がより強くなった。弓から手を離す。矢は綺麗な音とともに、見事的中。その日一番大きな歓声が上がり、選手たちの顔にも安堵の表情が見られた。
「東工大はすごく強かったので一番の敵だなと思って臨んだ。」(児玉)そういった相手との接戦で勝利を収められたことは、残りのリーグ戦に自信を持って臨めるきっかけになったのではないか。
(9月8日・松下ひまり)