【野球部】逆転許すも、勝負強い打撃で接戦制す
◆2019年度夏季オープン戦◆
9月6日 対拓大 立大新座キャンパス
連勝を目指した拓大戦。先発手塚(コ4=福島)は、初回からエンジン全開!気合いの入った投球をしていた。しかし、5回に失点を許しマウンドを後ろに託す。その後、3人の投手がバトンを繋ぎ、4番手の中川(コ3=桐光学園)の好救援もあり、最後まで逃げ切った。攻撃では、計10安打の猛攻と勝負強さの光る打撃で、得点を重ね接戦をものにした。
先発の手塚は、初回からキレのある変化球を武器に三振の山を築く。4回までに奪った三振は7つ。バッテリーを組む村山(コ3=青森山田)との息も合っていた。守備から掴んだ流れの中、4回に立大が先制する。先頭の冨永が中前安打で出塁すると、続く太田(コ2=智辯学園)が2球目を振り抜く。その打球は、あっという間に右中間フェンスに到達する適時二塁打となった。冨永も俊足を生かし一塁から一気に本塁へ帰還、先制のホームインとなった。その後も、相手のミスが絡みチャンスは拡大する。一死満塁で迎える打者は、江藤(済4=東海大菅生)だ。良い流れに乗るかのように初球を捉え、打球は一二塁間を抜く。太田に続き、山田(コ1=大阪桐蔭)も果敢に本塁を狙うも間一髪タッチアウト。それでも、積極的な走塁を見せ、相手にプレッシャーを与えた。
しかし直後の5回、今まで好投を見せていた手塚が相手の小技を絡めた攻撃により3点を失い逆転される。なおもピンチが続く中、3番手でマウンドに上がった宮崎晃(コ4=県相模原)が後続を抑え、切り抜ける。ピンチの後にはチャンスはやってくる。6回、立大が強打を見せ逆転に成功する。冨永がこの試合3本目の安打となる二塁打を放つと太田、山田の連打で同点に追いつく。ベンチも盛り上がり、声援が大きくなる中、再びチャンスで江藤に打席が回る。今日の江藤は止まらない。力強い打球は左中間を真っ二つに破る逆転の2点適時二塁打となり、再び立大がリードする。6回からマウンドに上がった中川には、2点のリードで十分だった。毎回奪三振を含む、被安打1のほぼ完璧と言える投球で最後まで相手打線を封じ込んだ。
一時は逆転を許すも、冨永の猛打賞や、江藤の2本の適時打を含む計10安打を記録し、勝負所で打線が繋がった。今日の立大のように、少ないチャンスをものにしていければ、来週から始まる秋季リーグで勝っていくであろう。
(9月6日 冨田璃央)