【ローラーホッケー部】男女アベックは惜しくもならず。男子は力を見せつけ優勝
◆第60回東日本学生選手権大会◆
6月16日 つくばローラースケートスタジアム
試合が始まった。試合開始早々専修の攻撃が立大を襲う。前半4分専修がシュートを放つもGK渡邉(コ4)がセーブ。その直後、ミドルシュートを放たれるもこれまたGK渡邉(コ4)が止める。専修の攻撃の時間が続いたので、その流れを変えるために立大がタイムアウトをとる。試合が再開した直後、#4伊藤(営2)が味方からパスを受け、そのままミドルシュートも枠外。その後専修のカウンターを受けるが、GK渡邉(コ4)がセーブ。前半11分#2三村(社3)がサイドを駆け上がりゴール前にパスを出すも合わず。その後、再び専修の攻撃が多くなるが、14分に立大最初のチャンスが訪れる。#3安原(理4)が相手の隙を狙い、ミドルシュートを狙うも専修のキーパーが守る。そのこぼれ球を#6臼田(営2)がつめるもゴールならず。16分には、#6臼田(営2)が自陣で相手のパスをカットし、自分でドリブルをしながらパックをゴール前まで運び、シュートもゴールならず。その後、#3安原(理4)がドリブルで切り込みシュートもゴールならず。前半は、専修が多く攻撃を仕掛け、立大は守りの時間が多かったがGK渡邉(コ4)を中心にシュートを防いだ。後半では、攻撃のペースを掴み、先制点を取りたい。後半が始まった。後半開始1分中盤でボールを奪われ、ピンチを迎えるもGK渡邉(コ4)ナイスセーブ。後半4分、立大に後半最初のチャンスが訪れる。#8塩原(コ3)がドリブルで駆け上がり、ゴール前の#5加登谷(現4)にパスを出すもゴールならず。その後も果敢にシュートするもゴールは遠い。8分を超えたあたりから、専修に立て続けにシュートを狙われるもキーパーを中心に必死で守る。その攻撃を守り切ったところで、後半9分専修大学がタイムアウトを取る。試合再開後も専修の攻撃が続く。そして、後半14分ついに試合の均衡が崩れた。先制点は、専修大学が取った。中盤でパックを奪われた後のカウンターだった。後半16分に立大がタイムアウトを取る。タイムアウト後、#3安原(理4)が中盤で相手からパックを奪い、自分で持ち込んでシュートも相手キーパーが防ぐ。後半残り5分、専修の猛攻があり、立大はそれらを守るが、守ったところで試合終了の合図が鳴った。全体的に立大は、守りの時間が多く、上手く攻めに転じることができずに点を取れず完封負けとなった。
因縁の相手である國學院Aとの優勝をかけた戦いが始まった。試合開始1分、國學院大の初シュートもGK新谷(文3)が守る。前半6分立大最初のチャンスが訪れる。中盤でボールを奪い、ゴール前の味方にパスを出すが、合わない。その後も、立大がパックを支配し、ゴール前でパスを回し、空いた隙を狙ってゴールを狙うも、相手キーパーに阻まれる。前半15分、立大の攻撃の時間が続いたときに國學院大がタイムアウトを取る。試合再開早々、#24丸山(営3)がドリブルで持ち込み、シュートもキーパーにはじかれる。そのこぼれ球を#2大坪(営3)がつめてシュートするもゴールならず。前半17分、#2大坪(営3)がドリブルで切り込み、そのままシュートも枠外に外れる。立大に多くのチャンスが訪れる中、試合が動く。
立大は相手のゴール前で、ファールをもらいフリーシュートを獲得。#24丸山(営3)がパックの前に立ち、キーパーと対峙する。グラウンド内外が緊張感に包まれる。次に声が聞こえたのは、立大側の観客からの歓喜の雄叫びであった。先制点は、立大であった。#24丸山(営3)は大きくガッツポーズし、仲間のもとに飛び込んだ。
試合再開後も立大の攻撃は止まらない。#24丸山(営3)と#2大坪(営3)を中心に細かいパス回しで、相手を崩し、シュートを打つも2点目にはつながらない。ここで前半終了。前半は、立大がコートを広く使い、上手くパスを繋げながら支配率で相手を大きく上回った。貴重な先制点も取ることができたので、気持ちの面で余裕をもって、後半もプレーできるであろう。
後半が始まった。後半開始早々、立大のチャンスもゴールならず。後半1分に#8齋藤(法3)が自分で持ち込みシュートも相手キーパーに止められる。その2分後には立大がピンチを迎えるが、#3武内(文3)が体を張ったディフェンスを見せる。その後も、お互い激しい攻防を繰り返す。その中で、次の点を決めたのは立大だった。後半8分、立大は自陣でボールを奪い、#3武内(文3)がパスを受け、自分で持ち込み、空いたスペースからシュート。強烈なシュートはキーパーの右脇の下を通りネットに突き刺さった。立大側の観客席から大きな歓声が沸き上がった。その後、後半15分には、試合を決定付ける3点目を決めた。#7柳下(社4)が相手を華麗な手さばきでかわし、シュートをするもキーパーにはじかれるが、そのこぼれ球を#8齋藤(法3)がキーパーの右脇下に見事に決めた。すかさず國學院大がタイムアウトを取る。タイムアウト後も、立大は攻撃の手を緩めない。#8齋藤(法3)が中盤で相手からパックを奪い、そのまま自分で持ち込みシュートも相手キーパーがセーブ。そして、後半18分とどめの4点目が立大に入った。
#8齋藤(法3)がパックを運び、最後は#2大坪(営3)がキーパーの動きを読み、倒れこんだ上を通し、ネットに突き刺した。歓喜の声と悲鳴が入り混じった声がスタジアム内に響き渡った。試合再開後も、攻めの姿勢は変わらず、攻撃は最大の防御と言わんばかりに果敢にゴールを狙う。後半24分に、ピンチを迎えるが、これもGK新谷(文3)が止める。試合終了まで攻撃を緩めなかった立大、最後もシュートで終わった。立大の大勝だった。2点3点を取った後も積極的な攻撃を見せ、相手に隙を見せなかった立大が國學院大Aに4点差をつけ優勝した。
(6月28日・冨田璃央)
◆コメント◆
主将・#7 栁下
ー率直に今日の試合を振り返っていかがでしたか
まあ、でも出来すぎくらい文句を言うところはないかなというところが振り返ったところ、もちろん細かいところを指摘したらまだ課題もあるし、細かい部分精度を上げていける部分もあるんですけど、本筋やりたいことはできている。それが結果に現れて、まあ文句はないかなっていう感じですね。
ー今日の試合はどのような気持ちで迎えたか
(ー相手が國學Aということで)気持ちはもちろん勝つ、優勝する気持ち。しかなかったですけど、そこまで気持ちが前のめりになることはなく、何度もやっている相手でもあるし、その中でも冷静にゲーム運びをできたんじゃないかなというところはある。
ー3点目を取ったあと、相手がタイムアウトを取ったとき、どのようなことを話したか
もう、このまま0で行こうよというところで、得点取るのもそうですけど、やっぱ失点0で抑えることも大きな結果だと思うので、まあ焦る必要はないし、相手が負けてるってところで、パックを取りに来て、前線から結構プレッシャーかけてくるってこともわかってたので、まあでも焦る必要はないよということをまあ相手のプレッシャーをかわしながらむしろ、チャンスに繋げようという話をしました。
ー試合終了の笛が鳴った瞬間は
いや、もうやっと、やっと勝てたかってとこですね。