【スケート部フィギュア部門】新構成・新プログラムのお披露目!難易度を上げ2019シーズンに挑む!
◆第47回関東学生フィギュアスケート選手権大会◆
5月18〜19日 東大和スケートセンター
約4ヶ月の練習期間を終え、迎えた関カレ。昨シーズンよりも難易度を上げた新しい構成で挑んだ。慣れない構成ゆえにミスが目立つ場面もあったが、女子5級クラスにおいて山口が3位、女子団体二部で優勝など、好成績を収めた。彼女たちはたしかに成長していた。
チームメイトの声援が響く中リンクに降りた山口。演技冒頭、コンビネーションジャンプを成功させ好調な出だしを見せた。その後も次々とジャンプを決め、安定した演技としなやかな動きで観客を魅了。しかし、2本目のダブルルッツは抜けてしまいシングルルッツに。ダブルループで転倒とミスもあったが、ステップシークエンスでは華麗なステップを見せた。演技終盤のレイバックでは軸がぶれてしまったものの、序盤の安定した演技が高得点に繋がり、女子5級クラスで第3位の好成績を納めた。しかし監督は「(山口には)もっと高いレベルを望んでいる」と話し、次回の大会でさらなる活躍が期待される。
リンクサイドの仲間たちとハイタッチを交わすと、「ガンバー!」の声に後押しされ、彼女は笑顔でリンクに飛び出した。気持ちを整え、スタート位置につく。
冒頭はトリプルサルコウ。両足着氷で減点となってしまったものの、昨シーズンは組み込まなかった難易度の高いジャンプに挑んだ。ダブルルッツ+シングルトーループ、シングルアクセルは余裕のある着氷。続くフライングキャメルスピンは十分な回転でレベルアップを図った。ダブルフリップ、ダブルルッツも幅・流れのある完璧なジャンプを降りると、流れを維持したままサイドウェイズリースピンを綺麗に回りきる。豊かな表現力で持ち味である島田。情熱的なステップシークエンスでプログラムの世界観へ引き込んだ。
体力が厳しくなる演技終盤、シングルフリップ+1シングルオイラー+ダブルサルコウの三連続ジャンプ、ダブルループを難なく決めた。最後はリンク中央で足換えのコンビネーションスピンをしっかりと決め、フィニッシュ。演技を終えた彼女の表情は、凛としていた。
(6月12日 阿部愛香・大類遥)