【バレーボール部】猛攻魅せ、最終戦飾る
◆2019年度春季関東大学バレーボールリーグ戦◆
5月18日 対平成国際大 亜大体育館
前回の試合では、国武大に0-2の崖っぷちから驚異の追い上げを見せて第5セットまで持ち込むも、僅差で屈した立大。目標の1部昇格は叶わずとも、東日本インカレや秋季リーグへ向け、春季で一つでも多くの勝ち星、一つでも上の順位を目指したい中で迎えた最終戦。次へ繋がる全員バレーで鮮やかなストレート勝ちを収めた。
【第1セット】
苦しい場面を乗り越えた立大が先手を取る。相手に先制を許すも、ミスを誘って逆転。その後は♯13井原(済1)を中心に、ミスの目立つ相手を全員で攻め立て試合の主導権を握る。その後、相手の激しいスパイクに苦しみ11-11の同点。しかし、ここから井原のパワフルなスパイクと♯19濱野(済2)の技ありクイックで5連続ポイントを奪い、試合の流れは一気に立大へと傾いた。その後も4連続ポイントを奪うなど、終わってみれば25-19の大差で立大が第1セットを奪い取った。
【第2セット】
立教健児たちの勢いは止まらない。攻守に綻びの見える相手につけ込み、♯11星倉のスパイクなどで4点のリードを奪うと、井原、そして再び星倉が、今度はブロックを決め突き放す。その後も猛攻は止まらず、♯12矢野(済1)がクイックでポイントを奪えば、負けじと♯5本澤(済3)がスパイクとブロックで連続ポイントを奪い、第1セットを上回る9点もの大差をつけ、25-16で立大が勝利に王手をかけた。
【第3セット】
第1、2セットとは打って変わって接戦となる。序盤、本澤が強烈なサービスエースを連発し、またも立大が主導権を握るかと思われたが、相手の強烈なスパイクにミスも重なり、2点のリードを許す展開。しかしタイムを挟むと流れは変わり、星倉のスパイクで14-14の同点に持ち込むと、相手のミスを皮切りに立大が攻め立ててリードを奪う。その後は一進一退の攻防が続き1点差まで詰められるも、途中出場の♯7及川(済2)がフェイントからのスパイクでポイントを奪い窮地を脱出。主将の♯1羽田(営4)が火を噴くようなスパイクを放って流れを引き寄せ、それでもなお食い下がる相手を、最後は井原のスパイクで突き放し、結果25-21で立大がストレート勝ちを収めた。
立大は5月11日の産能大戦以来、2試合ぶりの勝利。また今試合で春季リーグは全日程が終了し、立大は4勝7敗で8位。前年秋の7位からひとつ順位を下げる形となり、目標の1部昇格は秋季に持ち越しとなった。なお本澤がセッター賞、星倉がブロック賞を獲得した。東日本インカレは6月25日から、北海道で開催される。
(5月21日 濱渡 晏月)
◆コメント◆
♯13 井原 海翔選手(済1)
「チーム全体で勝ちに行こうという気持ちでやった。東日本インカレでは、自分のスキルはもちろん、チームとの連携力も上げていかないといけない。また秋は他のチームも強くなっていると思うので、自分たちもそれに負けないように、春より順位を上げられるよう、強くなりたいと思う」