【サッカー部】劣勢も粘り強く無失点で勝ち点1を獲得
◆JR東日本カップ2019 第93回 関東大学サッカーリーグ戦 【2部】◆
5月3日 対日大 龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド
2勝1敗で迎えた第4節。対戦相手は今年から関東2部に昇格してきた日大。既にJリーグに入団が決まっている日大の金子(コンサドーレ札幌)も途中から出場し、終始ペースを握られる試合展開となった。後半ロスタイムにはフリーキックからゴール手前まで迫られる絶体絶命のピンチとなるも、相手のミスに救われ、0-0で試合を終えた。「苦しい時間が続く中で勝ち点1を拾えたっていうのはプラスにとらえていいのかなと思います。」と長谷川(営2)は試合を振り返った。
両チームとも得点できないまま迎えた前半終了間際、ロスタイム1分と表示された中で、立大にチャンスが訪れた。相手ペースでなかなかボールを奪えず主導権を握れなかった立大が相手の隙をついた攻撃に、ディフェンスしようとした相手が反則を取られ、イエローカードが出された。コーナーキックよりも近い位置でのフリーキックを掴んだ立大は何としてでも1点を奪いたい局面。奥谷(コ4)により蹴られたボールはゴール前の際どい位置へ飛んだ。あとはチームメイトが押し込めば・・・というところであったが惜しくも相手にはじかれ、チャンスをものにすることはできなかった。お互いあと一歩のところでゴールを決めきれず、前半を終えた。
後半、先に流れを作ったのは立大であった。長谷川が、左サイドから走り込んだ桐(コ2)へ絶妙なパス。桐が仕掛けて、ペナルティエリア付近で相手に倒され、絶好の位置でのフリーキックを獲得。立大の観客席から大きな歓声があがった。緊張感が漂う中、奥谷が狙いを定めて直接シュート。しかし、ゴールポスト右すれすれでボールは枠外に逸れ、得点を奪うことができなかった。
後半36分、立大はこの日一番のピンチを迎える。ペナルティエリアでのファールを取られてしまう。相手のPKキッカーはエースの金子。誰もが失点を覚悟したが、金子のシュートはバーを直撃。何とか切り抜けた。その後も何度かピンチを迎えたが、ディフェンス陣の身体を張った対応で相手に得点を与えず無失点を守り切った。
立大はこの試合を0-0の引き分けで終え、勝ち点1を獲得した。第4節まで終えて、立大は2勝1敗1分で3位という結果となった。次戦は東京国際大との戦いとなる。目標である勝ち点25に向け、立大の活躍に期待がかかる。
(5月6日・中村このみ)