【軟式野球部】『梅島さまさま』2安打完封!チームは嬉しい今季2勝目
◆平成31年度東京六大学軟式野球春季リーグ戦◆
4月23日 対早大2回戦 戸田市営球場
チームの自信につながる大きな1勝だ。1回裏、二死から3番松田啓(文3=札幌北)が右越二塁打を放つと、続く4番安藤(現3=國學院久我山)の右前適時打で先制に成功。投げては梅島(コ3=日本大学)が9回2安打完封で試合を締めくくり、念願の2勝目を手に入れた。
4番が勝利を導いた。初回、二死から3番松田啓が右越二塁打を放ち、先制のチャンスを作る。この好機に燃えたのが4番安藤。「二塁に出たら1本出して1点取ろうってチームで言っていたので、やっと実現できて良かった」。力強く振り抜いた打球は二塁手の頭上をギリギリ越えて右前適時打に。この一打で先制に成功し、ベンチからは大きな歓声が沸いた。立大は2回以降も何度かチャンスを作るが、追加点を奪うことはできず。初回の先制が勝利のカギを握った。
この日も先発を任された梅島は圧巻の投球だった。3回には四死球と犠打などで得点圏に走者を背負う苦しい場面もあったが、なんと5回までノーヒットピッチング。初回に1点の援護をもらった右腕は好投を続けた。
6回、一死から1番池田に4球目を中前へ運ばれ、この日初めて安打を許すと、二死から盗塁と四球で得点圏にランナーを背負う。しかし、4番井内を左飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。この日許した安打は6、8回に1番池田に打たれた2本のみ。先日の東大戦とは別人のような投球を見せ、早大打線を圧倒した。
梅島は9回123球を投げて2安打無失点。圧倒的な完封劇に、学生監督・松田啓も「今日はピッチャーさまさまですね」とエースの投球を褒め称えた。今季リーグも残すは慶大戦の一戦のみとなった。記念すべき”令和元年”初の公式戦ともなる試合だ。リーグ最終戦を勝利で飾るためにも、令和初勝利は絶対に譲れない。
(5月2日・毛利汐里)