【アイスホッケー部】ラスト18秒、竹高が意地の反撃!連敗の中でも見せる“こだわり”
◆平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦◆
11月24日 対青学大 ダイドードリンコアイスアリーナ
“もどかしい”試合だった。前日の大東大戦で10点差をつけられる大敗を喫し、気持ちを入れ替えて臨んだ2巡目の青学大戦。だが、青学大の素早い攻撃と確実なパスカットに苦戦し、1Pと2Pで掴んだシュートチャンスは1回のみ。3P終了間際、竹高(法2)が1点を奪うも、1-4で終了した。
なかなか攻め切れない展開に焦りを感じていた。1P2分、相手のロングシュートがゴールに突き刺さり、先制を許す。その後、パスをつなぎ攻めようとするも、相手の手堅いDFに何度も道を阻まれた。2Pも強靭な壁を突破することができず、1度もシュートを打てないままに3点を奪われた。
ここまで今シーズン8戦、敗戦の中でも、必ず1点以上を獲得し完封を免れてきた。だからこそ、絶対に取らなくてはならない1点だった。3P、人数の少ない青学大が疲れてきた時が立大に訪れた絶好のチャンス。全員が攻めの姿勢を貫いた。5分、安保(法4)が左からドリブルで仕掛けると、熊木(文2)、田中大(営1)が強気な攻めを引き継いだかのようにシュートを放った。すると、試合終了18秒前。自陣でパックを奪った竹高がドリブルで駆け上がると、逆サイドに回り込み、パックをゴールへ押し込んだ。“どうしても欲しかった”1点に立大ベンチが大きく沸いた瞬間だった。
試合後、関口(法4)は「負けている中でも、“こだわり”を持ちながらやっている」と自信を口にした。得点数は少なくとも、その“こだわり”が手ごたえにつながっていることは確かだ。安保、尾池(済4)、佐山(済2)がプレーする3セット目では無失点という目標を達成し、掲げていた堅い守りを体現した。苦戦を強いられるなかでも、強くなるため歩みを止めない彼らの背中をとても頼もしく感じた。
(12月23日・日野雅由子)
◆コメント◆
#1 安保
「今日はようやく3セット目の『無失点』っていう目標が達成できたので、個人的にはすごく嬉しかったです。1ー4で負けてしまったっていうのは、正直悔しいです」
#70 関口
「昨日の大東戦でぼろ負けしてしまったので、どうにか気持ちを切り替えてみんなで臨んだのですが、結果的には負けてしまって悔しい気持ちはかなりあります。でも1巡目の青学大戦よりも失点を6点減らすことができました。また、最後に竹高が1点取ってくれたことで、今シーズン無得点の試合はないので、負けている中でもこだわりは持ちながらやることができていると思います。なんとか次につながる試合にはなったと思います」