【女子バトミントン部】来季こそは2部優勝へ

◆第75回 明立定期戦◆

11月25日 立大新座キャンパス

今年で75回目を迎えた明立定期戦。リーグ2部に所属する立大にとって明大は、今年のインカレ団体戦で敗れた1部校の格上相手だ。しかし、「徐々に実力差は縮まってきている」と丸山監督。スコアとしては大敗に終わった立大だったが、来季に向け収穫と課題を得たようだ。

まず、第1ダブルスに登場したのは、有川(文2)・桝谷(済1)ペア。対するは、今年のインカレで優勝を果たした強豪ペアだ。スマッシュが冴え、終始リードで試合が進み19-17、あと2ポイントで第1ゲーム奪取がすぐ目の前まで見えたその時だった。インカレ王者が意地の5連続得点。第1ゲームを落とし、第2ゲームもあと一歩のところで勝ち切ることができなかった。有川は「高校からのライバルだったので負けたくなかった」と接戦をものにできなかった悔しさを滲ませた。続いて、第2ダブルスに登場したのは、大森美(コ2)・斎藤(文1)ペアだ。第1ゲームでは、相手の鋭く速い球に必死に食らいつき、長いラリー戦に持ち込む健闘を見せたものの、第2ゲームでは勢いに圧倒され、わずか一桁得点しか奪えずあっさりと決着が着く。よって、明大相手にダブルスで1ゲームも奪うことができずに、シングルスへと突入する。第1シングルスは、長谷川(文1)。格上相手に、まさに両者譲らぬ互角の戦いだった。左右に揺さぶる的確なスマッシュやドロップで相手を翻弄し、19-19まで持ち込むも惜しくも第1ゲームを落とす。しかし、ここから長谷川が粘り強さを発揮する。第2ゲームは、延長戦にもつれ込んだ末に25点目を挙げ勝利。第3ゲームを取ることはできなかったものの次に繋がる善戦だった。

ダイナミックなフォームでシャトルを打ち返す長谷川

続いて第2シングルスに登場したのは、遠山(済3)。こちらもデュースに持ち込む大熱戦だったが、惜しくも敗れた。そして、最後の第3シングルスは、ダブルスにも出場した有川。第2ゲームをものにし、勝敗がかかったファイナルゲーム。最後まで有川らしい強気のプレーで攻め続けたがチームに1勝をもたらすことはできなかった。

全ての試合を終え、0―5と明治の優勝で定期戦は幕を閉じた。スコアだけを見れば大敗と言えるかもしれない。だが、有川が「実力差はそこまでない。最後の1点を決めきる力が必要」と語るように、着実に1部校に匹敵するチームへと成長を続けているのは確かだ。今年は、創部史上初のインカレ団体出場で初勝利という新たな歴史を刻んだ立大女子バドミントン部。次の目標は、今年達成できなかった”2部優勝”ただ1つだ。(12月11日・大木紫万)

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