【アイスホッケー部】競技歴1年半の佐山が人生初ゴール「今までで一番いい日」

◆平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦◆

11月17日 対専大 ダイドードリンコアイスアリーナ

リーグ戦2巡目。リンクの不調により11月10日の日大戦が中止されたため、専大戦が初戦となった。試合は1P5分、大宮(コ4)が先制点を奪い幸先よくスタートする。2Pには、大学からアイスホッケーを始めた佐山(済2)が得点し、チームを盛り上げると、続いて上床(社3)がシュートを決めた。3P開始時点で1点差の接戦を繰り広げるも、連続4失点が響き、2巡目も黒星スタートとなった。

2巡目に向け、セットを組み替えたことが功を奏した。先制を奪ったのは、立大。1P5分、相手のパックを奪った田中(営1)は一気にゴール前に。シュートはGKに阻まれるも、こぼれ球に反応した大宮(コ4)が押し込んだ。だが、その後2失点し、1Pのラスト2分はパワープレーが続くも得点には至らず、1―2で終えた。

2P4分、立大はオウンゴールで1点を献上するが、3分後、佐山が流れを変えた。ゴール前の混戦の中、パックを押し込むと、“人生初ゴール”となった。「嬉しくて吠えてた」。ガッツポーズするニューヒーローに選手たちは次々に駆け寄り、ベンチからも流れ込む。男たちの熱い抱擁だ。大学でアイスホッケーを初めてから1年半。同じ3セット目でプレーする安保(法4)、尾池(済4)と作り上げたゴールだった。「3セット会」で腹を割って話し合った作戦が実を結んだ。「素直に嬉しかったです」と安保は笑みをこぼし、「すごく嬉しかった」(田中靖=現4)、「自分のように嬉しくて、自分も刺激されてもっと頑張ろうって思いました」(関口=法4)と幸せな雰囲気がチームを勢い付ける。2P終了間際にはパワープレーの中、上床のシュートが決まった。3−4で2Pを終えた。

初得点した佐山(右)とアシストした安保(中央)、尾池

3Pは序盤から硬い守備に阻まれ、猛攻に苦しむと、4点を奪われ、3―8で試合を終えた。「最後の体力勝負が課題」と関口。3Pのシュート数は5−20と引き離された。勝利には3Pでの“耐え”が必須だろう。それでも、どんどん強くなる立大アイスホッケー部。リーグ戦1勝の目標達成も遠い未来ではないはずだ。

(12月1日・彦坂秋恵)

◆コメント◆
#53 佐山

「点とらないにしてもシュート打って終わって相手のディフェンシブゾーンでフェイスオフ取るっていうのが俺らの1歩進んだ目標。それを目指してやっていこうと。とりあえず打とうというのを目標にしていた中でそのまま点が入ったから、思わぬ結果で3セット目として今までの中で一番いい日だった」

#1 安保

「3セット目は基本に忠実にしっかりやるっていうのが1番大事なので、目標としては変わらず無失点。せっかくこうやって得点できたから、自信に繋がったと思うし、得点の可能性があったら狙っていきたいと思います」

#50 田中靖

「これまでチームで取り組んできたことが1、2Pを通して出て、それを3Pで徹底できなかったのは悔しかった。(神大戦は)ベストを尽くします。これまでやってきたこと全てをみんなで一丸となってぶつけていきたいと思います」

#70 関口

「1、2Pは試合には負けていたんですけど、自分たちのプレーができていて、佐山のゴールがあったり、キーパーのやすがすごい止めてくれていたり。3Pは崩れちゃったけど、明日につながるような試合ができたんじゃないかなと思います」

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