【サッカー部】J内定3人出場の中大に6失点大敗も・・・4年生は笑顔で引退
◆JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 【2部】◆
11月24日 対中大 中央大学多摩キャンパス
24日、各地で関東2部リーグの最終節が行われ、立大は首位・中大に1ー6で敗れた。この結果、41年ぶりに挑んだ関東2部を5位で終えた。また、この試合で4年生は引退となった。
勝てば他会場の結果次第では3位浮上。前節で関東1部昇格の可能性は消えたが、立大は1つでも上の順位を目指し最終節に臨んだ。相手の中大は第20節に2試合を残して関東2部優勝を決めた。また、関東2部所属チームでは異例の4人ものJリーグクラブ内定者を擁し、この試合でも同日に行われたJ1第33節・湘南対浦和で二種登録選手として湘南ベンチに座った大橋を除いた3人が先発に名を連ねた。
前半、中大の成熟されたパス回しに立大の前からのプレスがことごとく剥がされる。奪っても相手の素早いプレスに苦しめられ、思うように繋ぐことができない。試合開始からわずか8分で相手に高い位置で奪われ、ショートカウンターから先制点を決められた。「序盤の失点で出鼻をくじかれた」と吉田(コ3=JFAアカデミー)が話したように、その後も続けて失点を喫し、まさかの0-5で前半を折り返した。
長かったリーグ戦の最後の45分。立大はやられっぱなしじゃ終わらなかった。「(中大のように)繋ぐのが上手いチーム相手には1人が2人分動かないといけない」(倉又監督)。前半は前からのプレスがほとんどハマらなかったが、相手を上回る運動量で見事修正。後半は相手陣内でボールを回す時間が格段に増した。そして72分、吉田が中大のJ内定ディフェンス陣を華麗にかわしゴールを決めた。アディショナルタイムにコーナーキックから失点するが、後半だけで見れば1-1と互角であった。
試合後、選手が口々に言ったのは「レベルの差」であった。個の能力、チームとしての完成度がまだまだ1部に昇格するチームのレベルまで達していなかったのだ。昇格1年目で5位と健闘したが、来季もきっと厳しい闘いが待ち受けている。
4年生はこの試合をもって引退。最後の試合を勝利で飾ることはできなかった。しかし、1年時から試合に出続けた吉澤(コ4=都立駒場)は「後半のサッカーが立教のサッカー」と胸を張ってグラウンドを去った。記念撮影に応じた選手たちからも弾けんばかりの笑顔がこぼれ、大敗の後悔よりも4年間の充実度の方が感じ取れた。
(11月29日・森亮太)