【ラグビー部】4連勝を飾るも課題が残る

◆平成30年度関東大学対抗戦Bグループ◆

10月10日 対成城大 立大富士見グラウンド

ウォーターブレイク中にプレーの確認をする

勝利した喜びの笑顔よりミスや課題による悔しさを見せる選手が多く散見された。4連勝目を飾った立大であったが、選手たちはより高いレベルのプレーを求めていた。

試合開始5分で先制点を決めるものの、ペナルティが多く追加点を入れることができない。20分に沈黙を破ったのはNO.8吉澤(観4)のランプレー。「フィジカル的にはそんなに強い印象はないですね」と試合後に語ったように、意地でもボールを前へ進める。そして、WTB青木(観2)がパスを受け右サイドにトライした。このトライを皮切りに猛攻を見せ、31-7で前半戦を終える。

後半。15分を過ぎたころ大きな背中に20番を背負い出場する男の姿があった。FL村田(済1)だ。もともと上智大戦に出場する予定であったがケガにより出場することができなかった。リカバリー中に起きた急なぎっくり腰で対策のしようがなかったという。村田は先日行われたジュニア選手権大会で復帰した。出場時間は短かったもののトライを決めしケガの完治をアピールした。それが監督の目に留まりAチームへ大抜擢。「情けないながらもAチームに戻ってこれてよかった」と笑みをこぼした。後半30分を過ぎたころスクラムから押してトライを決めた。「納得いくようなプレーはできなかったけど、Aに残れたなら精一杯やります」とコメントした。村田を始めとしたFW陣の活躍で相手を圧倒し、69-14でノーサイドとなった。

今回の試合ではミスが多く、選手たちの満足度こそ低かったものの、泥臭く熱いプレーが随所に見られた。一橋大も泥臭く粘り強いプレーをするチーム。絶対に押し負けないという強い気持ちでメンタルから圧倒すれば勝利は見えてくるだろう。対抗戦も残すは3戦。このまま無敗でシーズンを駆け抜けてほしい。
(10月27日 川合晟生)

◆コメント◆
FL吉澤(観4)
―今日の試合を振り返って
今日はあまりチームとしての簡単なミスが多くて、やりたいことが出来なかったり、試合を通してはあんまり良くなかったゲームでした

―今日の試合で心掛けていたこと
そんなにいつもと変わらずやろう。いつもそうなんですけど試合だからって変に構えることなく、平常心のスタンスでいきました。

村田(済1)
―今日出たのはジュニア選手権の活躍のおかげ
ジュニアのトライもあるし、ヘッドコーチ、監督にも褒められました。自分らしいプレーをすることがAへの近道だと思うし、それがだんだんわかってきたから今日みたいに出来ました。

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