【軟式野球部】延長13回の末に明大に敗れる 東日本進出はならず

◆平成30年度東京軟式野球秋季リーグ戦◆

10月17日 対明大2回戦 小野路球場


模様となった秋季リーグもいよいよ最終戦を迎えた。今日の試合で立大が混戦勝てば明大との東日本進出をかけたプレーオフ、明大が勝てば慶大との優勝をかけたプレーオフが行われる。立大が東日本大会に出場するには、今日の試合で明大から勝ち点を上げることは必須条件。勝利を掴み、明日へと望みをつなげることはできるのか。それとも秋季リーグ最後の試合になってしまうのか。
 両者負けられない緊迫した試合は投手戦となった。立大の先発は平林(営3)。四球により幾度か出塁を許してしまう場面はあったものの、ホームを踏ませることなく失点を0に抑え続けた。平林をなんとか援護したい立大打線だったが、先発を攻略できず9回まで散発の2安打。両校一進一退の攻防が続き、どちらが先に勝ち越すのか。試合は延長戦に突入した。

12回表、ピンチでマウンドに集まる立大の選手たち

打線が奮わない状況の中、平林にも得点を許してはいけないという緊張感があった。延長12回には四球と右前安打に敬遠で1死満塁とピンチを迎えるも、後続二者を打ち取り見事ピンチを切り抜けた。一方、明大は延長に入り9回まで好投を見せてきた相手先発が交代。これを機に得点したい立大であったが、救援投手の前にも10、11、12回と無失点に封じられた。そして迎えた延長13回、一死から連打を浴び、さらには暴投の間に進塁され、三振に仕留めるも二死二、三塁の大ピンチ。1つ手元が狂えば勝ち越しを許す局面。次打者をサードゴロに打ち取りピンチを凌いだと思われたが、三塁手・寺崎(社3)が捌ききれずその間に三塁走者が生還。思わぬ形で均衡が破られ、これが決勝点となった。最後は三者凡退に抑えられ、ゲームセット。両者譲らずの攻防を見せた延長戦だっただけに、負けが重くのしかかった。

  試合後、寺崎は泣き崩れた。これまで堅実な守備とバットで幾度もチームを救い、チームの中心としてプレーしてきた。だからこそ、自らのミスに責任を感じていた。リーグは5勝5敗で東日本出場とはならず、3年生は今日をもって引退となる。3年生の思い含め、今季の悔しさをバネに来季こそ東日本進出を決め笑顔の立大ナインの姿が見られることを願う。(10月25日・毛利汐里)

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