【弓道部】リーグ最終戦圧勝! 渡辺大学自己ベストの19中も
◆平成31年度東京都学生弓道リーグ戦◆
10月7日 対日体大 上智大弓道場
〇立大 109中 ― 84中 日体大●
※リーグ戦は1大学から8人出場し、それを2チームに分けて戦う。勝敗は合計得点で決まる。
※皆中とは、一立で4本中4本的に中てること。
リーグ最終戦を負けなしで迎え、入れ替え戦出場を射程圏内にいれていた立大弓道部。相手は昨年度までⅢ部に所属していた日体大との対戦。相手校は人数不足により二的不在という、立大にとって圧倒的に有利な状態での立となった。試合は終始リードを守り、109中で勝利。目標の120中には及ばなかったが、最終戦もきっちり勝利を収め、入れ替え戦出場を決めた。
一立目は渡辺の皆中を含む21中で好調な滑り出し。しかし、絶対エース三浦の不調によりメンバー交代の多い「イレギュラーで面白い試合」(渡辺)。普段とは雰囲気の異なる立となった。
特に小渕が三立から出場すると部員からの一際大きな声援。皆中とはならなかったものの、計6中で緊張感漂う場面をモノにした小渕の今後の成長が楽しみとなる立となった。
さらに渡辺が19中という自身の大学入学後ベストとなるスコアを叩き出す。「純粋に試合という大事な場面で出せたのが嬉しい」(渡辺)と喜びをあらわにするも、「20本全部終わってみると一本抜いたのが悔やまれる。最初から全部詰める気でいけなかったことが浮き彫りになった」と冷静なコメント。最後の立では「これ4本当てたら、と緊張してしまうので、地元(新潟)のことを考えながらやった」と笑顔で振り返る。三浦に次ぐ新エースとなれるのか、期待が集まる。
最終戦も堅実な試合運びで圧勝した立大。2週間後に控える入れ替え戦への出場を決めた。Ⅲ部へ昇格となれば平成25年から実に5年ぶりという快挙。昇格に向け今「アツい」立大弓道部は勝利を射抜けるか。(10月8日・金子千尋)