【卓球部】課題残るも3部残留
平成30年度秋季関東学生卓球リーグ戦3・4部入れ替え戦
10月6日 対帝京大 新座総合体育館
昨月、3部リーグ戦で全敗を喫して最下位となってしまった立大。この日3・4部の入れ替え戦が行われた。主将・佐藤が「一番当たりたくなかった相手」と語っていた帝京大との対戦。互いに一歩も譲らない白熱した試合となった。
初戦のシングルスに登場したのは内田(文2)。1試合目という重要な大役を任されての緊張なのか思うように力を発揮できない。序盤は相手と互角に張り合っていたが、連続失点を許してから流れが帝京大に向き、ストレート負けでこの試合を終えた。続く村井(理1)も細かいミスで相手に点数を許し0-3で敗戦。しかし、3戦目のシングルス戦では高橋(現2)が立大に流れを運んだ。回転の強くかかったレシーブで相手のミスを誘い、得点を順調に重ねていく。終始、相手を寄せ付けないプレーを見せ、3-0とストレート勝ちを決めた。4戦目となるダブルス戦では佐藤(理4)・西村(理3)ペアのいつもの2人が任された。得点を決めると仲間に向かって拳を突き上げ、自身を鼓舞する西村と試合を冷静に見つめ相手の弱点を探っていく佐藤。対照的な2人ではあるが、息の合ったプレーで立大卓球部を盛り上げていく。佐藤は「あいつのお陰でダブルスは勝てたと思う」。一方で西村は「ダブルスの最中はすごく佐藤さんが心強かった」と語るなど互いに感謝をし合いながら勝利を勝ち取った試合だった。ダブルスでの勝利の勢いのまま佐藤が次のシングルスに出場。1ゲーム目ではこれまで培った安定感で11-3と相手を封じる。徐々に相手も調子を取り戻し、フルセットまで持ち込まれたが、粘り強い姿勢で勝利を掴んだ。ここまでで団体スコアは3-2と立大がリード。次の2戦は同時に行われた。吉田(現1)は惜しくもストレート負けを喫したものの、ダブルス戦でも活躍した西村が普段以上の力を発揮したことで立大を3部残留に導いた。これから4年生が卒業し、新体制となる立大卓球部は3部残留だけでなく2部昇格に向けて進化を続けていく。
◆コメント◆
主将・佐藤
―今大会で引退となるがこれから立大卓球部はどうなっていくと思うか
少し偉そうな言い方になってしまうんですけど、僕は結構3部でも点数が取れていたので僕がいなくなった後にどういう風にレベルを上げていくかがこれからのうちの課題になっていくと思います。新1年生に期待するのではなく、今いる既存のメンバーが活躍していってもらえたらなと思います。
部長・西村
―新体制に向けての意気込み
1,2,3年の仲のいい雰囲気を大事にしながら、今後春リーグに向けて調整していきたいと思います。今回試合に出た人も出なかった人も課題の残る試合だったので、この気持ちを忘れないように一歩一歩進んでいきたいと思います。