【バスケットボール部】残り2分の逆襲、食い止められず
第94回関東大学バスケットボールリーグ戦
10月7日 対上武大 日体大世田谷キャンパス
秋季リーグもいよいよ後半戦に差し掛かり、なんとしてでも勝利を掴みたいこの一戦。20−20で第1Qを終え、68−58の10点リードで最終クォーターを迎えた。わずかな差であれ、ここまでビハインドを背負いながら必死に追いかけてきた上武大が、ペースを上げて一気に逆転。惜しくも4勝目を飾ることはできなかった。
開始1分12秒、ゴールネットを揺らしたのは#2田中(コ3)だった。それを皮切りに#21伊藤(文4)のミドル、#34竹中(営2)の速攻が決まり、リードするも相手の猛追を止められず同点。続く第2Q、「34」を背負った彼がまたも輝いた。ボールが来れば必ずものにし6得点、42−37とチームに大きく貢献した。
なんとか点差を広げたい第3Q、とっては取られて一進一退の攻防が続く。残り46秒、伊藤のクイックパスに反応した#6井関(法2)から放たれたボールは、綺麗なアーチを描きリングに吸い込まれた。その20秒後#28片山(済4)のレイアップが決まり、チームメイトに笑顔でガッツポーズを見せた。
10点リードで迎えた第4Q。誰もがこのまま逃げ切れるかと思っていたが、ファウルを取られる回数が増え、徐々に点差が縮まっていく。84−83、誰もがこのまま終了のブザーが鳴ることを望んでいた。しかし、最後の2分が長い、たった2分の間に2度のゴールとフリースロー。まさかまさかの逆転負けだった。前回は白星を挙げたものの、勝負の世界は何が起こるかわからない。秋季リーグ終了まで1ヶ月を切った今、一つでも多く勝利を収めたい。(10月11日・藤部千花)