【野球部】「Go all out! Be aggressive.」 秋季リーグ戦2018―慶大戦展望―

秋季リーグ戦2018
―慶大戦展望―

先週行われた法大戦で悔しくも優勝がへの道が途絶えてしまった。優勝に向け努力してきた選手たちの心境は察するに余るほどだ。しかし、いつまでもうかうかしていられない。松﨑主将(文4=横浜)を中心としたチームで戦えるのは残り2カード。少しでも長く戦えるように、最後は勝って終われるように、この慶大戦勝ち点奪取は絶対条件だ。

慶大 打の中村・投のW高橋に要注意!

慶大の打線といえば郡司(3年=仙台育英)と柳町(3年=慶應義塾)である。しかし今季の慶大には2人よりも注意しなくてはならない人物がいる。中村(3年=中京大中京)だ。守備に定評があり、昨年からリーグ戦に出場していたが、今春季リーグ戦では打率が2割。ルーキーなどの台頭もあり、外野手競争に敗れ全日本大学野球選手権大会では出場する機会に恵まれなかった。ベンチからスタートになった秋季リーグ戦。しかし好機はすぐに巡ってきた。第1週に行われた対東大1回戦。途中、代打として出た最初の打席で本塁打。存在感を示した。2日連続で本塁打を放ち慶大の上位打線の座を獲得した。現在の打率は3割8分7厘で5位だが上位4名より本塁打数・塁打数では大きく勝っている。

東大1回戦で先発の高橋亮。慶大投手陣の大黒柱だ

そして投手陣にも注意が必要だ。エース・高橋亮(3年=慶應湘南藤沢)は制球に優れ安定感がある。昨季はリーグ戦2位と好成績を残した。そして高橋佑(3年=川越東)も春に10試合登板し無失点。今季も先発として出場しチームの勝利に貢献している。

立大 キーは「4年トリオ」、「進化した遊撃手」、「最高潮バッター」、「次世代エース」

今季の立大は打撃が強い。昨季チーム打率が2割3分9厘と不調。クリーンアップは夏に打撃に特化した練習を行った。上位打線の4年生トリオ、1番種田(観4=大垣日大)・2番松﨑・3番飯迫(社4=神戸国際大附)は成果が実を結び全員打率が3割越え。特に種田は好調で現在リーグ打撃成績ランキング4位の3割9分3厘だ。今春下位打線ながらも本塁打を放った遊撃手・笠井(済3=桐蔭学園)もこの夏パワーアップ。法大2回戦でマルチ安打を達成するなどリーグを通しても成長中だ。

小野大はRIKKIOの打撃に新風を巻き起こすに違いない

先週、今季初スタメン出場した小野大(文3=横浜)からも目が離せない。打撃の調子が上がってきて、法大1回戦に1打点を挙げ、翌日も三塁打を放ちチームに勢いをつけた。
投手陣はエース・田中誠(コ3=大阪桐蔭)だけでなく川端健(コ1=秀岳館)もこの夏を経て先発を任される実力をつけた。法大2回戦でリーグ戦初の先発を果たした江口(営3=浦和学院)や手塚(コ3=福島)、中川(コ2=桐光学園)、比屋根(営2=興南)など投手陣は他校に比べ若い層が集まっている。リーグ戦を通し、進化し続ける彼らの活躍が期待される。

残り2カード、このチームに残された時間はあとわずか。最後までGo all out! Be aggressive.だ。(10月12日/佐藤美櫻)

◆さあ、神宮へ行こう!◆
10/13(土) 対慶大 10:30~
10/14(日) 対慶大 13:00~(開始予定)

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