【野球部】「Go all out! Be aggressive.」秋季リーグ戦直前 慶大戦事前インタビュー③ 河合大樹選手

秋季リーグ戦直前 慶大戦事前インタビュー

三連覇を目指す慶大の主将・河合選手が第3弾に登場。この夏侍ジャパン大学代表(六大学選抜)でも主将として、チームに貢献。自身の強みである走力を生かし、春にはリーグ2位の打率を残した彼に話を伺った。

◆河合 大樹(4年=関西学院)◆

―この春、立大のことはどう見ていましたか。
普通に強い。ピッチャーがしっかりしていて、打線も左バッターがそろっているので、強かった印象があります。

―キャプテンとしての重圧はありますか。
キャプテンの重圧はなく、「キャプテンだからこうしない」とみたいなものは持っていないです。自分がやるべきことを、その時にやらなければいけないことをやるだけだと思い、試合をしています。

―慶大の秀でている点はどこですか。
僕が感じたことは「やりきる」。ダッシュ1つにしても僕ら「2歩多くまで」と考えやっています。2歩多くきちんと走りきることや、プレーをやりきる、エラーをしてもやりきる、キャッチボールは芯でとって胸に投げるということをいちばん徹底しています。

―「2歩多くダッシュ」は伝統ですか。
そうですね。一昨年の副キャプテンだった木村さん(16年度卒=慶應義塾)が最初言い出しました。最初はノリみたいな軽い気持ちでしたが去年あたりから本気でやるようになり、今年も継続しています。

真剣なまなざしで記者に語る河合

―侍ジャパン大学代表(六大学選抜)の主将で金メダルを取ったことはいかがですか。
色々な大学から主軸の選手が来て、上手さは感じました。第一印象は「すごい」でした。キャプテンが何人か来ていて、リーダーシップや、僕とは違った引っ張り方を感じました。彼らがしっかり役割を果たしてくれたから勝ったという印象です。

―立大でいちばん話した選手は誰でしたか。
健造(松﨑・文4=横浜)と同じ部屋でずっと一緒にいました。(彼は)面白く、ずっと過ごす中でキャプテンになる雰囲気みたいなものはありました。

―松﨑主将のキャプテンらしいエピソードはありますか。
結構明るいですが、アップを見ていたらめちゃくちゃ一生懸命やっていて、「ヘラヘラしてるやつなんかな」という印象でした。明るい面も、真面目な面も、様々な面があると思いました。

―秋に向けて立大の注目選手はいますか。
注目している選手ですか?やはり田中誠投手(コ3=大阪桐蔭)は打たなくてはいけないと思っているので、田中誠投手を打ち崩したいです。

―やはりコントロールの良さがカギですか。
コントロールもよく、やはり打者の狙っていない球を投げてくる。うまく手玉に取られている感覚でやっています。

―野手陣で怖い選手はいますか。
三井(コ2=大阪桐蔭)です。一発があり、あれほど(バットを)振られたら、ピッチャーも怖いので三井です。

―秋に向けて慶大の意気込みをお願いします。
勝ち点を落とすのは早稲田だけなので、早稲田には勝たないといけない。そこを勝つことと三連覇を取ることです。

(10月11日 取材 浅野光青・川合昴生/編集 佐藤美櫻)

立大エース田中誠に向けて色紙を書いた河合

◆河合大樹(かわい・だいき)1997年1月8日生まれ。慶大総合政策学部4年。右投左打/外野手/関西学院/173㌢77㌔。  夏に大学代表として世界を相手に奮闘。自身が主将を務めチームを見事優勝へ導いた。強みである走力やバットコントロールを生かし三度目の優勝を目指す。

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