【サッカー部】<原大知の関東楽戦記⑦> 消化不良のスコアレスドロー/関東2部第14節

◆JR東日本カップ2018 第92回 関東大学サッカーリーグ戦 【2部】◆
9月30日 対東海大 立正大熊谷キャンパスサッカー場

得意のドリブルを披露する機会は少なかった

 

勝たないといけない相手

口を真一文字に結んで腰に手を当てる。台風24号の影響で雨も降る中での試合。厚く覆われた雲のようにどんよりとした空気が立大イレブンを包んだ。「相手が下位のチームで、点を取るシーンというのがほとんどなかった。0-0で終えられてよかったという感じ」。

連敗で迎えた10位東海大(第13節終了時)との第14節。後期初の無失点も、前節に続き無得点でスコアレスドローに終わった。ロングボール主体の相手の戦術の中で原大(営2)はなかなかボールを触らせてもらえなかった。試合前から「少ないチャンスを積極的に」と、想像はしていたがゴールは遠かった。

少ないチャンスは前半27分。左サイドから中央に流れ井浦(済3)のクリアを拾う。するとダブルタッチで相手を交わし、空いた左サイドのスペースに走り込んだ吉田(コ3)へパス。吉田のシュートはGK正面だった。しかし、この日得点の可能性を感じた数少ない場面だった。

後半24分、佐藤誠(社3)に代わり志田(社3)が入ると、FWの位置にポジションをあげた。「アミノバイタルカップでもやっている形。泰成さん(吉澤=コ4)がヘディングで競るシーンが多かったので、そのこぼれをどれだけ拾えるか意識した」。しかし、そこでもあまりボールを触れなかった。

それでもチームは目標にしていた勝ち点25に到達。「結果的にはよかった」と胸をなでおろすが、取り巻く状況は前期とは異なる。躍進のチームも今は我慢の時。後期は自身の1ゴールのみと攻撃陣が沈黙している。「出来ることを一つずつやっていかないと勝てない」と、試合後、原大は言葉を絞り出した。

 

(10月6日 大場暁登)

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