【ソフトテニス部女子】『データでも魅せる“最強の4年生”』 中田依緒里、勝率7割超えの最強ペア発覚…!?

 「立教スポーツ」編集部は、立教大学ソフトテニス部公式記録※などをもとに“最強の4年生”4人の4年間の公式戦全試合の勝敗を集計。ペアごと、大会規模ごとの集計により勝率を算出し、4選手の4年間を読み解いた。
※立教大学ソフトテニス部公式SNS、試合時の記録などを元に作成

中田依緒里 4年間通算 全206戦 131勝 69敗 .636

まさに、エースといえる成績である。中田は4年間通算で公式戦に206試合出場した。4年間で積み重ねた勝利数は131を数え、いかに中田が主力として戦い続けたかを物語る数値となっている。131勝は現役最多で、次いで小林(コ4)の128勝が続く。(2018年10月4日現在)

2年次の小林・中田ペア。得点を決めハイタッチする両者笑顔。96勝分のハイタッチや笑顔、ガッツポーズがあり、部の一時代を、間違いなくこの2人が支えた【撮影・川村健裕】

やっぱり小林・中田がNO.1
 最も相性の良いペアは、紛れもなく小林(コ4)である。4年間、中田とペアを組んだ相手別の勝率を算出することで、一目瞭然となる。1年次よりペアを結成すると、3年春までほぼすべての試合でペアを組んだ。ペアでの総試合数137は、中田のダブルス出場試合の70%を占め、その中でも全ペアで最も高い脅威の勝率.701を記録した。小林・中田ペアといえば、2人が1年生の春リーグにて、全勝賞を受賞したことが最も輝かしい功績として残る。本人も、「入学して初めてのリーグ戦で受賞できた。今でもうまくとれたポイントは、鮮明に覚えていたりします」と、入学直後の大会を振り返った。また、「小林は、今までのソフトテニス人生で1番、2番と言えるほど組みやすかった。またやりたいって思いますね」とコメント。そんな最強ペアも、そろって引退。もう、2人のテニスを見ることはできない。

「たくさん試合したなと思う。でも、あっという間だったな」。データを見た中田。試合数に驚いたものの、「もっとしているイメージもある。大学4年間は、高校3年間よりもあっという間だったなという印象です」と、自らのテニス人生を振り返った。見るだけで“最強”と分かる、攻撃型の前衛・中田依緒里。大学を区切りにソフトテニス競技人生は終わりを告げるが、少なくとも立大ソフトテニス部において、記録にも記憶にも残る前衛は、中田で間違いない。

(10月5日/取材・文=川村健裕)

◆中田依緒里主将へ、お祝いコメント◆

母・美優紀さん
「昨年の石川県での大会(2017年度インカレ)を見に行って、すごい大会だったなと記憶しています。その大会で準優勝ということで、観に行けていませんがすごいな、と思います。ソフトテニスを始めたのは小2、今でも覚えています。大学では、キャプテンをやらせてもらって…。正直、心配でした。私がいろいろなことを言って負担をかけてしまったかもしれないけれど、そんな中、1人でいろいろ決断して頑張っていたのだなと思いました。今は、ご苦労様でしたと言いたいです。最後に努力が報われたね。本当にお疲れ様でした。これからは、少しは遊んでね」
※インカレダブルス2日目、8月10日に頂いたコメントを掲載しております。

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